6日目(12月5日)から10日目(12月9日)
この週は、慣れてきたこともあり、まあなんと言うこともなく、治療自体は淡々と。
12月6日の自己負担額が安くなり、12月7日から自己負担額がゼロとなる。
これは気が楽だ。常の通り、会計のバーコードが印された紙片を受け取って、会計の器械にさらすと、請求額ゼロと表示される。確認すると、その日の診療費明細最初と診療明細書が打ち出されてきて、受け取るだけ。
この週は、12月5日(月)がにぎわい座の落語(柳家三三)が午後7時からあって、その間の時間の過ごし方が大変だった。コーヒー一杯で何時間粘れるか。
12月7日(水)は、午後1時から国立能楽堂で、師匠紀彰師シテの能『逆矛』があって、市民病院を出て、横浜で即東横線に乗り、国立能楽堂に向かう。間に合わないかと思ったが、十分間に合い、軽く昼食も取れて、狂言『素襖落』から間に合う。
更に、12月8日(木)も、午後7時からにぎわい座の落語(柳家さん喬)があって、また時間の潰し方が大変。
本来、放射線治療中は帰宅してのんびりしているべき所、この連続した落語、能楽鑑賞は、疲労してしまった。
この疲労は、かようなお出かけによるモノであって、放射線治療の副反応では無い。
そして、週末は、お出かけしないで身体を休ませるべきが、12月10日(土)は、川崎でまた能楽鑑賞、12月11日(日)は、横浜能楽堂で狂言堂に出かけてしまって、休息にならない。
11日目(12月12日)から15日目(12月16日)
この週は、13日にお稽古があるだけで、治療後帰宅できるので、楽チンのはずだったが。
11日目の照射後、頻尿、尿意切迫が酷くなってきた。これこそ、放射線治療の副反応と判断し、12日目(12月13日)に処方箋を頂く。ユリーフ錠。前立腺肥大に伴う症状を改善する薬と。
これを12日目の昼から服用開始した。1日2回、朝と夕各4ミリグラム。
13日目には、その効果が出たようだ。
12日目に、夜お稽古があり、この辺りから今までに無い疲労感。太ももが重くて、足が前に出ない。歩行速度が遅くなる。
食欲も減退。アルコールも飲みたくなくなる。ちょっとは飲むが、すぐに酔う。
これらは、副作用と思われる。頻尿、尿意切迫、疲労感の発現に閾値というモノがあるとしたら、寡分割照射で35グレイ程度か。
12月16日(金)に15回の照射終了。
全体の4分の3を終了したことになる。気分的には、先が見えてきた感じで、このまま20回が終われそうだ。
あと5回。