12月5日(月) 横浜にぎわい座

開口一番 二つ目 柳家あお馬 『松竹梅』

『火焔太鼓』

ゲスト 水戸太神楽曲芸 柳貴家雪之介

(仲入)

『鰍沢』

 

午前中病院で、夜7時の開演まで時間つぶしが大変。サボって帰っちゃおうかと思ったりしたが、頑張る。三渓園に散歩でもしようかとも思ったけど、寒くて断念。結局読書。『源氏物語』。

 

開口一番は、初めてのあお馬。あおばと読む。市馬の弟子かと思ったがそうではないらしい。

マツとタケとウメが、若旦那の結婚式に呼ばれてご祝儀をするが、うまく行かない話。下手では無いけど、上手でもない。

 

三三の『火焔太鼓』。知り抜いた話で、ふと気が付くと寝てしまっている。

それでも、三三が所々面白いくすぐりを入れていたので、そういう所では目が覚めて、笑う。

 

ゲストは仲入前。太神楽。真面目な、真剣な芸人。鍬を回したり、出刃包丁の先に乗せて回したりする、ご存じ太神楽芸。笑わせるようなことは言わない。

ちょっと失敗しそうになると、恥ずかしそうにする。良いねえ、こういう芸人。

 

トリは三三の『鰍沢』。三三はこういう話が上手だし、巧いんです。

誰だったかな、この前聞いた『鰍沢』では、雨戸をど~んと打ち破って外に転げ出たり、急流を下るときに岩にぶつかろうとする様、鉄砲の発射音など、床を思い切りドンと叩いて驚かせるようなことをしていたが、三三は、声は大きくなるけども、脅かし的なことはしない。

こういうじっくり聴かせる噺が、三三の得意なのです。なんでも、もともと入門した折は、名人上手のマネをしていたとか。現代風の受ける話し方では無くて。

そのままで良いんでしょう。