10月1日(土) 神奈川県民ホール

指揮者:藤岡幸夫

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集<四季>

  ソリスト 高木凛々子

  ソリストアンコール JSバッハ:パルティータ第3番よりガボット

(休憩)

ベートーヴェン:交響曲第7番

アンコール ???

 

第380回の前回よりわずか2週間でこの定期演奏会。

これで日フィルの放浪生活が終わって、次回から、ホームのみなとみらいホールに帰る。

ので、神奈川県民ホールは最後。以前はここで定期演奏会していたから、懐かしいといえば懐かしいが、椅子の前が狭いし、水廻りも古くて、やはり、みなとみらいホールに戻りたい。

 

この日のプログラムは、聴き慣れた名曲なので、BGM的にも良い気分なのだ。

 

ヴィヴァルディの<四季>。久しぶりのバロック。出足から良いねえ。ゆったりした気分になる。ちょこっとウトウトしたけどこれは気持ちの良いウトウト。

解説によると作曲者のヴィヴァルディは、あの大バッハ先生より先輩なんだって。バッハがヴィヴァルディを参考にした点もあるらしい。

ソリストの高木凛々子さん。よろしい。パンフの写真を見ると若く美しい方で、例によって生年が書いていないけど、実際に見ても美人だし、可愛いし、演奏も勿論素晴らしいし、天は2物を与えるか。

笑顔での演奏も楽しそう。

織りの入った赤いロングドレス。肩と胸がはだけたモノ。衣装も素晴らしい。ローブデコルテというのかしら。スタイルも良い。

1996年生まれだって。素晴らしい。まだ24歳だよ。若い才能というのは良いなあ。

 

ベートーヴェン交響曲第7番。これも聴き慣れた曲。前半の<四季>と比較しても、ずっと激しいメロディで、この組み合わせののプログラムは正解。

フルート。素晴らしかったです。相変わらずの付け睫毛の真鍋恵子さん。推しです。

ティンパニが、いつものエリック・バケラさんではなかった。これは残念。打音の強さがやや弱い感じ。もっともっと。打っていないときの姿勢も、チョロチョロしない。あそこは目立つ場所なのです。比べてはナンですが、能楽小鼓の大倉源次郎先生のような、ビシッとした姿勢と顔つきがあった方が良いです。演奏会で、お客の前で演奏するのだから、見栄えも考えましょう。

ベートーヴェン交響曲第7番だからといっても、ジャン、で終わってすぐの拍手は如何なものか。もうほんの少し余韻が欲しい。

 

指揮の藤岡幸夫さん。関西フィルの首席指揮者らしい。日本フィルとは久しぶりかも。あまり記憶にないけど、悪くはないです。

 

この日は、なんと言ってもプログラムの勝利。十分、もの凄く楽しめた、心豊かになれた演奏会でした。

アンコール曲が、コロナ後開場では公表されず。翌日までにツイッターで公表されるはずだけど、無いですよ。ソリストアンコールは書いてあったけど。記録に取っているので、キチンと公表して欲しいです。解らないボクの知識不足は棚に上げて。

 

さて次回、382回からみなとみらいホール。指揮者がラザレフから交替してしまったが、楽しみ。