7月8日(金)は、ワタクシの満69歳の誕生日。

還暦の60歳や、リタイヤした65歳でも、昨年の68歳でも、歳を取ったという感覚は無かったのだけど、今年は、69歳は、古希の一歩手前ということもあり、意味が大きかった。

 

それに加えて、誕生日前日の7月7日(木)に、前立腺ガンの確定診断を受けたことも、老いを感じさせる事態でした。

 

そこで、この前立腺ガンなどについて、このブログは自分の日記でもあるというか、日記が中心なので、記録しておかねばならぬ。

 

ことの始まりは、定期的に通院していた循環器内科の医療機関で、かつて別の泌尿器科に通っていたこともあって、定期的血液検査のときに、序でにPSA検査もして貰ったこと。

 

検査報告書を取ってあるので、見てみる。2021.10月のPSA検査は、6.36。

標準値は4.00なので、かつて通院していた泌尿器科にに行くことに。

そこで検査した結果。

2021.12月。PSA12.31。かなりハイレベル。だが、加齢に応じた前立腺の肥大もあるし、触診の結果、感染症の疑いもあったので、抗生物質を投与して、更に検査の診断。

その結果。2022.1月、5.29まで低下。

しかし、2022.3月、6.28まで、再上昇。再度抗生物質を投与したが、2022.5月の検査でも、6.29と下がらず。

そこで、前立腺ガンの疑いを払拭できないため、横浜市立市民病院泌尿器科を紹介される。針生検という生体検査を行うため。

 

2022.5.24、同病院を初診。針生検の期日の予約と共に、よく覚えていないし、診療明細書を紛失したので確信は無いが、血液検査とX線検査。更に、針生検は1泊入院必要と言うことで、各種の、しつこいほどの説明。

2022.6.9、再診。針生検前のMRI検査と、麻酔科医師の説明、泌尿器科の総合説明。

 

2022.6.19、午前10時頃入院。まずPCR検査。日曜日の入院なので、午前入院になったらしく、本来は、生体検査前日にMRI検査や、麻酔科医師の説明などがあったはずなのに、出来ず。9日になったもので、要は、午後は暇。何時から食事禁止とか、様々規制はあるけど、暇。

2022.6.20、朝食抜きで、確か、AM10頃から生体検査。前立腺に針を刺して、生体を掻き取って、検査する。最低12箇所。事前のMRI検査で、疑問が生じた2箇所を追加して計14箇所。

検査と言うけど、ホントに手術っぽい。手術着に着替えて、地下に。麻酔科医師も、執刀医も揃っていて、看護師も含めて自己紹介。覚えていないけどね。テレビなどで見る、名前を読み上げて、本人確認を、執刀医、麻酔科医師、看護師が3回繰り返す。下半身局部麻酔。手技そのモノは15分程度だったらしいが、音や会話が聞こえるので、良く解る。

終了後、病室から運ばれてきたベッドに載せ替えられて、病室に帰るが、こういう移動動作のときに、テキパキと行動する。別に小走りにならなくても良いじゃんと思うのだけど、天井が走って行くのを見ると、オオッと思う。

病室では、止血剤と栄養補給の点滴と尿道に刺す管に押さえつけられて、麻酔が覚めるまでのんびり休憩どころでは無い。この、点滴と尿道管が苦痛。結局、昼前に戻ってきて、夕方までベッドに縛り付けられる。テレビは見られるし、本も読めるのだけど、苦痛なので、楽しめやしない。

これが一番苦しかったな。入院したのは2回目なのだけど、1回目も心臓のカテーテル検査入院で、このときの入院検査はさほど苦しからず。そんなイメージだったので、予想外の苦しさ。

もう耐えきれないと思い、看護師に退院したい旨強く伝えて、尿管を外して貰って、点滴の落ちるスピードを速めて貰って、やっとPM7前に、退院。

検査結果告知日を決められて、退院。42,700円。

タクシーで横浜に出て、朝から何も食していなかったので、それでも消化の良いものを選んで食べて、帰宅。

 

で、冒頭の7.7に、検査結果を聞く。

生体針検査から検査結果まで、何も生活上の制限は無いのだけど、しばらく血尿が出るとか、だから酒は控えろとかあるだけで、他は通常通りで良くて、能楽のお稽古やら鑑賞、発表会に忙しくしていたが、さすがに、検査結果を聞く外来日予約が近くなると、精神的に不安定になる。

 

7月7日(木)。外来診察で、冒頭生体検査の結果、14箇所中3箇所でがん細胞が確認されたので、前立腺ガンです、確定診断ですと。

さらに、これは知らなかったが、前立腺ガンの悪性度を示すグリソンスコアというのがあって、正常組織に近い場合を1点、最も悪性度が高い組織を5点とする、5段階評価で、がんと判断された組織の3箇所で、4+3=7という計算で、7点だと。

事前に知らなかったので、混乱したが、後で調べてみると、5+5=10点が最悪で、5点以下だと治療は要せず経過観察と言うことらしい。

ま、7点なので、治療が必要。ガンの顔というかリスクとしては、中の下くらい。

PSA値や、MRI検査からすると、浸潤や転移はないと思うけど、らしい。

ざっと、摘出術や、放射線療法、ホルモン療法などの説明を受けるが、これは想定していたと同様。

治療方針を決定するかと思ったら、ガンの進行度を最終決定するために、胸部~骨盤部のCT検査、骨シンチで、浸潤していないか、転移していないかなどを検査してから、最終的に治療方針を決定すると。

その検査日は7月21日(木)、それを受けた外来診察日が7月28日(木)と決定して、お終い。

 

ふ~む。慎重だけど、当たり前か。

治療するとしても、8月以降だな。

どんな治療にしようかと色々悩むが。さて・・・

 

という段階で、このブログをやっと書く気になったのが7月16日(土)。検査や診察を受けるのは構わないし、良いのだけど、何かしている感が出なくて、ただ日時を浪費して、心労ばかり溜まっていくのは辛い。

集中力が出ないので、読書やなにやら熱中できない。

 

発表されている平均余命が15年くらい。なので84歳から85歳が平均。

健康寿命は72歳から73歳。健康余命なんて統計できっこない。

まあ、後12~3年が、健康余命か。

これくらい、高等遊民生活できるでしょう。それを目指して、QOLを最大限に確保しつつ、治療方針を決めましょう。