さる子細あって、金沢からこちらに避難してきていた孫娘が、突然5月22日(日)に、明日帰ると決断し宣言し、23日(月)午後、帰って行った。

5月16日(月)に、突然にこっち来たいと連絡があり、18日(水)にピックアップしてからのことは、前ブログ記事に書いたとおり。

 

その後の毎日は・・・

21日(土)は、毎日出かけている訳にも行かず、昼前に爺の床屋に付き合って、その間、近くの図書館で待機。なーんと、4冊も借りてしまって、まだまだこちらにいる気満々。

お昼にいつものお蕎麦屋さんに行くと、カツ丼を食べると。一人前食べると聞かないので注文する。どうせ残すだろうと、爺は少なめ。

ところがところが、8歳の女の子が、大人の一人前のカツ丼を平らげる。ビックリ。ふっからしてはいるけど、そんなに太ってはいない。

帰りがけにスーパーによって、食料の買い出しと、孫のお菓子。

 

この日から、完全に爺と孫の2人暮らし。

 

夕食は、爺の手料理。ライン写真などでママと連絡。

この頃から、いつ帰るか、相談が始まる。候補は、最短で5月23日(月)。中間で5月26日(木)。最終は6月1日(水)のいずれかだが、孫の判断基準は、ママとは早く会いたい、学校には行きたくない、31日にある運動会は出たくない、婆とふたりきりの時間は過ごしたくない、という希望や条件の中で、揺れている。

ママの意見で、5月26日(木)帰宅案が潰れる。

ママと早く会える5月23日(月)案か、運動会をパスできる6月1日(水)か。ただ、5月23日帰宅案だと学校に行くことになるし、運動会にも出ることになる。6月1日帰宅案だと、婆と2人で過ごす時間が出来てしまう。

揺れる孫の心だけど、頑張って、6月1日(水)帰宅案が、この時点では有力。

 

5月22日(日)は、爺の朝ご飯を食べる。一緒に作って、一緒に片付ける。一緒に洗濯物も干してから、近くの日帰り温泉へ。温泉と言っても、孫の関心は、大量の漫画が自由に読めることにある。

午前中に出かけたが、早々にお風呂は上がって、漫画ルームへ。

夕方までここで漫画三昧の予定。だが、ここで、漫画もチト飽きたらしい。自由に使えるPCでYouTubeなど。

そこの退屈さが、決定的に孫の気持ちを動かしたか。

まったく突然に、明日帰る、と言い出す。

慌てる爺。学校に行くんだよ、運動会にも行くんだよ、等と確認。

孫の意思は変わらず。

温泉からの帰りに、ママにも確認しつつ、受け入れ体勢もOKとのことで、帰りの新幹線のチケット購入。

 

5月23日(月)。爺の朝ご飯作り、片付け、洗濯物干し。何かうれしいことがあると、孫は実にテキパキとお手伝いする。午前中は、約束していた、Netflixの映画三昧で孫は満足。

急いで、婆の昼食を食べて、東京駅へ。

5時過ぎの新幹線に1人で乗って、バイバイ。

1人金沢→東京は既に2回経験だけど、東京→金沢は初めて。でも大丈夫でしょう。

 

ふーっ、疲れた。

ずっと爺から離れない。でもこの1週間の、孫のリフレッシュ休暇で、孫はみるみる元気になっていく。

子どもでも、疲れるってことあるんです。疲れたら休むしかないのです。

そのおかげで、爺は、この1週間能楽中毒から、強制離脱させられる。

怒濤の1週間で、あっという間の帰宅で、アドレナリンがググッと上がったり、帰ってしまうと急激な脱力感。

 

金沢到着の知らせまで、回転しない回転寿司屋で一杯飲んで待つ。

ママに迎えられる孫の写真と動画を見て、良かったね。泣きそうになる。

 

23日から、能楽中毒者に戻るのです。

さる子細は、完全には解決していないが、それを乗り越えられる意思と力が孫に戻ってきたようです。この1週間の休暇と、ママに会いたいから。