1月13日(木) 横浜にぎわい座

開口一番 古今亭まつぼっくり 『饅頭怖い』

柳家三三 『締め込み』

古今亭志ん五 『明烏』

(仲入)

柳家三三 『藪入り』

 

開口一番の前座古今亭まつぼっくりが、『饅頭怖い』。へえ~って。寝なかったけど、いや寝たか、まだまだダメ。声は大きいので、頑張って。

 

三三が、空き巣どろぼうが、衣類を包んだ風呂敷を置いて、床下に隠れている間に、夫婦げんかが始まってしまって、その仲裁をする噺。聴いたことはあるが、お題名が浮かばない。仲裁どろぼうってかな。空き巣仲裁人だったかな、なんて。

後で、『締め込み』だって。ホントかよ、たって仕方ないけど。

夫婦げんかの、妻の啖呵が気持ちよい。夫婦の人物分け描写も上手。うまい。

 

古今亭志ん五ってのは、初めて聴いた。名前も落語も。真打ちらしいが。

まあ人の独演会のゲストで、『明烏』なんて大ネタをよくやりますね。まあ普通に、キチンとやってました。普通にね。普通におもしろくは無い。『明烏』なんて誰でも知ってる。あの若旦那の部屋に朝入っていって、ボリボリ食べるのは何かな、って聴いていると、甘納豆。普通じゃん。普通の食べ方じゃん。

要するに、有名なネタを、普通に、そのまま話す。悪くは無いけど、感心は決してしない。名人にはなれないね。

 

再び三三が、ネタ出しの『藪入り』。ここが、私ん五との違い。良く出るネタを、普通に話していても、取り分けてのくすぐりや変化も無くても、話のテンポや、間が、全然違う。おもしろいのです。さすが、というほか無い。

 

今日は、古典落語の有名話を3席。三三のはおもしろい。笑ってしまう。

良いぞ、三三。今年も、3月3日に番外編をやるのだそう。行きますとも。次回第十番は2月7日。買ってある。