いよいよ、年末です。12月31日(金)。

年末から年始にかけて、能会がないので、出かけることが少ない。すなわち、引き籠もり生活で暇なのだけど、掃除をする気も起こらないし。

 

そこで、思い立って、2021年のブログやカレンダーから拾って、高等遊民はどういう生活をしてきたか、を見つめ直します。

 

まず能楽中毒者の能会参加は、全部で54回でした。

能を鑑賞した番数は60番。うち、新曲であったのが20曲。つまり、40番は過去に鑑賞したことがある曲ということになる。これは、最初の内は知らない曲ばかりだったのが、段々と、経験を積んできた証拠。

狂言は、狂言組の場合もあるが、大抵は、能の中に組み込まれているので、数を数えるのは困難で、諦めた。記録は取ってある。能の60番よりは遙かに多いはず。狂言も経験を積んで、見巧者になってきたか。

 

元祖高等遊民の、クラシック鑑賞は、日本フィルの定期演奏会しか行かないから、7回でした。年間10公演のハズなので、コロナで中止の他、何かと重なってしまって定期チケットを差し上げてしまったのだろう。

DREAMS COME TRUEのコンサートに行ったのは、ご愛敬か。

 

落語。38回行っていますね。ほとんどが横浜にぎわい座。たまに、ホール落語。これも見聞き巧者になってきて、話しの内容よりは、誰が口演するかが重要になってきている。柳家三三、立川志らく。

 

大相撲は、3月場所と9月場所の2回。地方場所が年3場所あった平常時は、両国は年3場所で、このくらいマス席を奢っても贅沢ではないと考えてきたが、結局、今年は2回か。いずれも、ます席で飲食できないから大騒ぎではないが、やはり、ライブ相撲は面白いのだ。

来年1月場所もゲットしてある。

 

宿泊を伴う旅行は、8回でした。内4回が金沢で、これは、娘と孫が金沢に転居するにあたって、アパート探しや、引っ越しお手伝いも含まれるので、今後は増えないだろう。新幹線だけで片道1万5000円かかるので、むやみには行けない。

だから旅行らしい旅行は、江ノ島と山形、箱根かな。山形は豪華に。出羽三山、加茂水族館、楢下宿など。

 

謡・仕舞のお稽古は、月2回の継続。大分上達したはず。

この関係で特筆すべきは、色紋付きの購入だな。12月中旬に仕立て上がってきて、まだ、袖も通していない。

お着物なんて着たことがなかったのが、袴を履くようになって、いよいよ色紋付きまで。和のお稽古はお金がかかるけど、それまでの超現実的な弁護士生活とは完全に切り離された、新しい生活文化であって、これこそ高等遊民的生活に相応しいのかもしれない。

 

年金生活者の高等遊民。能楽中毒者の一年でした。

こうしたことは、健康が続く限り、来年も、また。