12月14日(火) 横浜にぎわい座

オープニング 円楽とねづっちのなぞかけ合戦

円楽 『寄合酒』

ゲストマジック 瞳ナナ

(仲入)

ゲスト漫談 ねづっち

円楽 『芝浜』

 

円楽は、このところ避けていたけど、年末恒例『芝浜』と言うことで、鑑賞。

見た目痩せていて、頬骨が浮き出してきている。晩年の歌丸っぽい顔つき。ガンの影響だとは思うけど、不安ですね。

72歳。肺ガン発病から2年。

 

『寄合酒』、金が無い長屋の連中が、何とかして、酒肴を調達してくる噺。角の乾物屋ばかりから調達してくるので、ここを強調した話しで、面白かった。古典をそのまま。こういう話し方が味が出てよろしいのではないか。

 

ゲストの瞳ナナは、年齢不詳。肩だし赤サンタ風ドレスにミニスカートだけど、締め付けタイプのストッキング。脚が太いと自ら言っていたけど、そうでもないですよ。見た目悪くない。40後半から50前だな。

肝心のマジックは、良くわからない。感心はしない。

 

ゲストのねづっち。小気味の良い漫談で。関西弁を使わないのが宜しい。あまりごちゃごちゃうるさくないのも宜しい。なぞかけも、お題を貰って即答せねばならぬ。なかなかのもんではないでしょうか。

 

『芝浜』。午後3時22分から初めて、午後4時17分まで、55分間たっぷり。会話の間がやや開きすぎていて、健康不安はあったけど、古典を、やはり、そのまま、しっかりと。笑いの部分はできるだけ少なくして、人情噺に徹する。

こういう落語をしていた方がよろしいと思う。もう、あまり長くはないのだから。笑点なぞやめてしまった方が良い。本格古典落語にしっかり取り組みましょう。

そういえば、今までも、『中村仲蔵』や『浜野矩随』が良かったよ。

病気になって、それなりの年齢に達して、古典の人情モノを中心にしたらどうかな。そうすればまた聞きに来る。にぎわい座の円楽独演会は、ほぼ毎月一度で、ネタ出しだから。