9月9日(水) 横浜にぎわい座
開口一番 前座 立川志らぴー 『間抜け泥』
『牛ほめ』
『引っ越しの夢』
(仲入)
『唐茄子屋政談』
前座の噺は、『出来心』かと思ったら、『間抜け泥』。あれ、聞いたことがあるんだけど、題名と結びつかない。泥棒に入られた家のモノが、それを利用して却って、大家を騙して被害を届ける噺の一部か。花色木綿。前半で終了か。まあ、前座だから。
『牛ほめ』。新築普請の家の褒め方。まあ普通。牛ほめにかかって、オチは、穴が隠れてへの用心になります、と普通。
『引っ越しの夢』。一番番頭が帳面をどがちゃかどがちゃか、する時に、あれれこれは、上方で『口入屋』だよね、と思い出す。枝雀の口調を思い出す。
吊り戸棚を抱えるシーンも、枝雀を思い出す。良く左右間違えないモノだと思うけど、上下を切るのと同じか。
面白い辺り、全部枝雀を思い出してしまって。枝雀の方が面白かったなあ。
トリは『唐茄子屋政談』。20:15から始まる。この噺は、まともにやれば1時間以上かかるからどうするかな、と思って聞いていた。
志らくは、なんだか、どんどん端折って、どんどん話を進める。もっとじっくり語る部分があるだろう。
そういえば、2席目の前のマクラで、鼻の手術の話をしていて、今でも味覚が無いと。体調良くなかったんだな。
そんなときもあるよ。20:47終了。はえー。30分かからないで仕上げてしまった。
今回は、イリュージョンも無く、談志ネタも無く、歌も歌わず、こなした、という感じでしたが、仕方ないですよ。サイボーグじゃ無いんだから。
これでボクの記録上は95席終了。後5席か。人気に陰りがあるのか、満席にならないけど、でも、しっかりした噺家。最後まで付き合いますよ、いや、楽しみに。