8月30日(月) 麻生市民会館大ホール

開口一番 前座 桃月庵あられ 『金名竹』

桃月庵白酒 『鰻の幇間』

(仲入)

春風亭一之輔 『短命』

柳家喬太郎 『へっつい幽霊』

 

致死的な猛暑の中、決死的覚悟もって新百合ヶ丘へ。前日のお能の興奮も残っていて、眠い、眠い。とにかく眠い。午前も午後も眠い。移動中の電車内も眠い。

 

それでも、前座の『金名竹』は、眠らないで聞いた。それだけ出来が良かったと言うことでしょう。例の関西弁で早口おしゃべりするとこ、よく覚えていました。先日の林家木久蔵より上手いかも、と一瞬思うけど、早口すぎて、関西弁独特の面白さが出ないし、聞き取れない。ここは肝だから、やはりキチンと。こういうときに拍手するお客って、どうよ。白けるなあ。

 

白酒の『鰻の幇間』。何割の客を満足させられるか、という話題をマクラに、『鰻の幇間』。

寝ました。寝てしまった。気付いたら、お仕舞い。ぐっすりと、気持ちよく。

 

仲入後は、一之輔の『短命』から。聴き慣れた噺で、でも、さすが一之輔はテンポが良い。さっととって返す答えが、スパッと決まるが、残念、こちとらが、眠いのです。寝なかったけど、ボーッと。

 

トリは、喬太郎の『へっつい幽霊』。これも聴き慣れた噺。あちこち、現代的話題を振って、色を付けていたので、面白かったのだけど、も一つ乗らない。それは、こっちの疲れのせいか。あるいは、前座で拍手するような客だから。

 

まあ、こういう日もあるよ。こういう落語会もあるよ。