3月13日(土) 神奈川県民ホール

指揮者:阪 哲朗

ドヴォルジャーク作曲

 歌劇悪魔とカーチャ序曲

 ピアノ協奏曲

   ソリスト:伊藤恵

(休憩)

ドヴォルジャーク作曲

 交響曲第九番<新世界より>

アンコール:ドヴォルジャーク作曲・スラブ舞曲第10番

 

第364回は、年末恒例のベートーヴェン第9演奏会で、今年1月の第365回はサボったので(正確には他の公演と重なって、親しい友人にあげてしまって)、2月は休演で、3月から春のシーズン開幕、ほぼ3ヶ月ぶりのクラシックコンサートとなりました。

会場は、今年初めからみなとみらいホール修理工事のため、しばらく放浪の旅で、サボった前回と、今回、次回が神奈川県民ホール。

コロナの影響で、17時開演19時終演となって、緊急事態宣言によって、19時以降酒類販売できないとなって、では、と、飲み助は、15時過ぎから近くのイタリアンで、軽くワインとパスタなど、と思っていたらば、雨の山下公園を観ながらの食事で、ストレスも有って、グラス赤ワインを3杯も飲んでしまう。

酔っ払いながらのクラシック鑑賞となってしまった。

 

代替会場の指定席は、みなとみらいホールの席と同様、同レベルで、2階席中央最前列。会場全体は、3分の1くらいかな、空席が目立つけど、もともと定期演奏会会員で、それなりの席を確保している方達は、出席率がよろしいのでしょう、この辺りの席は、観客が並ぶ。

 

今回のコンサートは、ドヴォルジャーク特集。

指揮者は、もともと首席指揮者インキネンの予定だったから、インキネンの企画なのでしょう。交替の指揮者阪さんもお忙しい方だろうから、結構早めから、インキネン来日不可の場合のピンチヒッターとして、日程を確保してきたのでしょうね。

 

前半の2曲は聴いたことがない曲。いずれもドヴォルジャークらしい、テンポの良い曲だった(ような)。

阪指揮者は、初対面かも知れない。結構大ぶりの、踊るような指揮だけど、申し訳ありません、こっちの気分がついて行けなくて、何だか、日フィルの楽団員達も、ノリが悪いような。

 

フルートの真鍋恵子さん。お久しぶりですが、お目々ぱっちりが少しおとなしくなっていたようです。今回の演奏会では、相方の、難波さんのソロフルートパートが多かったようですね。

 

ソリストのピアニスト伊藤恵さん。白銀のロングワンピースドレス。胸元は首回りまでの衣装。相変わらずプログラムには生年が不記載だけど、調べたらば、1959年1月生まれだと。観た感じ60代前半かな、と思ったが、ピタリ正解。

いつも思うのは、何故、若い人じゃないと生年を隠すのか。自分の年齢に自信を持たなくちゃ。その年齢ならば、胸が開いた服を着なくてもいいです。ピアノ演奏にも、年齢が付加されてくるでしょ。立派な経歴を持つのだし、現在の演奏でも、劣ってきたという訳では無いでしょう。

 

済みません。前半は心地よい酔いの中で、気分の良い演奏を聴いて、ウトウトしていました。

 

後半は、中学生以来何度も何度も聴いている<新世界より>。今日の演奏は、感激ということには至らず。まあ、CDよりは生演奏が良いか、というレベルに感じられました。ブラボーでは無い。

好きな曲でもあるので、寝なかったですが。原因は、何でしょう、コロナでの心的萎縮か。楽団員も、客も。

本演奏が終わって、あまり盛り上がった拍手もなかったけど、予定通りという感じで、即、アンコールに入る。密を避けるために、会場での曲紹介は無い。ワルツかしら、舞曲かしら、と思っていました。軽快な。

素直に、終演。19時。時間通りでした。