2月15日(月) 横浜にぎわい座
開口一番 前座 桃月庵あられ 『堀之内』
『時そば』
『禁酒番屋』
(仲入)
『お見立て』
ネタ出しをしないまま、白酒が3席。2階席はほぼ空きだが、1階席は8割くらい。コロナでの解約も少ないような。
前座は、白酒の3番弟子。「大変なことになりまして・・・」と話し出したから、ナニゴトかと思ったら、白酒はコロナに完成していたらしい。太っているから基礎疾患だらけなのに、ちょっと入院しただけで、陰性になって退院らしい。
この話はマクラでも使われていて、本人から、公然と自白があったから問題ない。病院食がまずくて食べられず、数キロ痩せたと。そんなに口が奢っている訳ではない人物で、外国から帰国すると立ち食い蕎麦が食べたくなるとか。そんな彼が食べられずに痩せる。勿論病院食の出来ではなくて、病気による食欲低下。
こういう風に、ざっくばらんに語られると、勿論、語ることが出来る程度の病状であったのだが、こちとらは、やや安心する。
感染による、差別的待遇はなかったのでしょう。
開口一番の『堀之内』。何回か聞いたことがあるけど、印象に残っていなかったのは、この噺は、粗忽者噺で、小咄をいくつかも繋げていく前座ばなしらしい。時間によって、途中で適当に切ることも出来る、便利ばなし。
後の3席は、みんな誰でも知っている噺ばかりを、自信たっぷりに掛ける。この自身は、大したモノではなかろうか。普通、3席も掛けると、力を抜いた噺と、思いっきり重くなるような噺に別けると思うのだけど。
この日の3席は、3席とも大笑いウケのモノ。
しかも、3席とも、しっかりと、手を抜くことなく、笑わせて、話していた。客受けも良く。立派。
五街道雲助の一門。注目株だと思うが。