コロナ第3波が襲ってきて、年末から非常事態宣言を出せばよろしいのに、年が明けてからの非常事態宣言。
何をびびっているんだろう。GO TO キャンペーンをやり出した菅総理の惨めな意地か、東京オリンピックの中止を言い出せない弱さからか。
でも、1月になって、やっと緊急事態宣言発令。しかし、(最初は)午後8時以降の外出禁止が重点で、大方のヒト達は、ああ、午後8時までに終わりにすれば良いのね、早めに食事会などしなくちゃ、という方向へ。
当たり前です。非常事態宣言前でも、管や二階のステーキ会食があって、その言い訳が、「対策を立てているから良いんだ」と言い放ったから、大方のヒトは、ああ、対策を取れば5人以上の会食をしても良いのね、という方向だったもん。
人間って言うのは、正常化バイアスというのか、安全神話バイアスが働いて、そういう反応になるのは決まっています。
リーダーが、率先自ら示し、真剣に国民に訴えかけなくてはならぬ。管や二階は、リーダー失格でしょう。
それなのに、前回の非常事態宣言時との人出の比較をして、危機感が足りないなどと、若者のせいにしてばかり。前回は、結構経済活動を止めました。知っている分野では、裁判所は、ほとんどの民事裁判を延期した。それをしないで、外出するな、は無謀というモノ。中途半端な宣言では、却って、経済への影響が長期化して、マイナス。
国会では、代表質問があって、共産党の志位委員長が、東京オリンピックの中止を、公然要請した。当然でしょう。久しぶりの快哉。
前回との比較と東京オリンピック問題、マスコミでは取り上げが少ない。
さて、そんな中で、自称高等遊民の今年1月の生活はいかならん。
すでに、ブログに書いてあったことも含めて、再録・公開すると・・・
1月3日:新江ノ島水族館
江ノ島岩本楼泊
1月4日:江ノ島神社初詣など、江ノ島観光、正直、結構混んでいた。
1月6日:国立能楽堂定例公演・東次郎さんの『靭猿』です。
1月7日:新・志らく百席の落語会←この日に東京や神奈川の非常事態宣言
1月8日:柳亭市馬の独演会、乗りが悪い。
1月9日:梅若会定式能初回・紀彰先生の『小鍛治』でした。
1月10日:横浜狂言堂、会場は空き始めていました。
1月11日:古今亭志ん輔独演会、相当な客の減でした。横浜にぎわい座が、開催はするが、来たくない人には返金する方針を採ったので、不安なヒトも含めて、客数の減少。噺家もやりにくそう。盛り上がらないこと甚だしい。
1月12日:紀彩の会のお稽古
1月14日:柳家三三ハマの十番勝負の日だったけど、さすがにキャンセル。こちらも気が乗らない。返金手続。
1月15日:国立能楽堂定例公演だったけど、これもキャンセル。返金手続。
1月16日:梅若研能会・紀彰先生の『二人静』。いても立ってもいられずに参加。
1月20日:元湯環翠楼宿泊。
歴史のある古い宿で、前から宿泊してみたかった。17日から19日まで3日間の自粛引きこもりの日を経て、精神的に辛くなってしまって、キャンセルすること無く、出かけた。前日深夜まで迷う。が、当日の朝に、意を決して、気分を盛り上げて出かけた。
小田急のロマンスカーに、滅多に乗らないのに乗ったりして。客は少なくて、密にはならない。電車の中で、丹沢が見えたり、富士山が見えたりすると、昔を思い出して、盛り上がってくる気分。精神病院に入院するようなモノだ、と自己納得。密では無いし。箱根登山電車に乗る。これは一昨年の大雨災害で、崖が崩れて、線路が宙づりになるなど、復活が疑問視されていたが、なんと、去年の7月に再開運転されたのでした。素晴らしい、と思っていたが、そのことも忘れていて、箱根湯本で乗り換えると、思い出してああ感激。車内は空いていて、横浜線の比では無い。一車輌に一人か二人程度。
強羅駅前も閑散。ケーブルカーで早雲山へ。このケーブルカーも、乗客ほとんど無く、密では無く、感染の不安はまったくない。
ロープウェーは、大涌谷までは定期的点検で動かず、代行バス。このバスも空き空き。大涌谷で、定番の黒たまごを買う。1個で7年寿命が延びるやつ。
同じルートを戻って、元湯環翠楼へ。この宿も空き空き。3箇所ある浴場では、誰にも会わず。食事は部屋食なので、感染の不安は無い。
1月21日:成川美術館へ。
何日か前、テレビで、ブータンかなんかのガイド番組。現地ガイドが、珍しいのがあったと言って、ブルーポピーが咲いているところを撮影。孤高の芥子で、大変にまずらしいモノ。棘があって、環境の厳しさを現しつつ、その中で、集団的に咲くことは無くて、一株ずつ、咲く。その時に、解説話の中で、堀文子画の「ブルーポピー」の話が出ないことが不満だった。
そのブルーポピーの日本画が、高齢の堀文子が、チベットかブータンかの高山まで出かけていって、描いた絵があるじゃん、ほら、箱根の成川美術館に。プロデューサーは知らないのかい。
という訳で、今回、成川美術館へ。今回の旅の目的は、元湯環翠楼と成川美術館のブルーポピー。
またまた、感動してしまった。帰宅してから調べたら、2019年11月にも見ている。100歳で亡くなった堀文子の追悼企画だった。こんなことも忘れていたんだ、と。ブルーポピーを見るのは、何回目だろう。今回初めて、シートを買ってきてしまった。我が「長流水庵」に飾ろう。
1月22日:国立能楽堂の狂言会。茂山千五郎家の『泣尼』や野村万作の会の『牛盗人』だったが、キャンセルした。返金手続。
1月23日:横浜能楽堂の『馬場あき子と歌枕・馬橋』だったが、これもキャンセル済、返金手続。
1月28日:紀彩の会のお稽古予定。これは出来そうだ。
1月30日:横浜能楽堂での狂言会「家×家交流狂言会」。様子を見て、考えましょう。
来月の、非常事態宣言下では、
2月2日の紀彩の会お稽古、第二舞台で。できるでしょう。
2月3日の国立能楽堂定例公演がある。これは、再び市松席に復活しているので、参加できるでしょう。
2月6日の横浜能楽堂での狂言会「家×家交流狂言会」の2回目。これも様子見かな。去年6月の企画が、延期されたモノだから、しかも、名家が出演するので観たいけど、市松席では無いからな。
2月以降、国立能楽堂も、横浜にぎわい座も、市松席に戻って販売したので、行けると思う。
こういうことが、第2次非常事態宣言下の高等遊民の生活です。
今月は、28日の紀彩の会お稽古まで、自粛、お籠もり生活です。自宅周辺を買い物などでちょっと出る程度。