11月28日(土) 横浜ジャック&ベティ

監督:オム・ユナ

出演:口達者な男パンス(ユ・へジョン) 朝鮮語学会代表ジョンファン(ユン・ゲサン)

 

新聞で知って、見たかった映画だが、一般配給されること無く、今度、横浜のミニシアターで上映されることがわかって、楽しみにして参加。

マルモイとは、マル=ことば、モイ=集めるで、辞典のことのようだ。

 

日本統治下の朝鮮。学校では朝鮮語教育が禁止され、朝鮮語新聞や雑誌が事実上廃刊に追い込まれ、いよいよ創氏改名が押しつけられる中で、民族の自主性と独立のためには、コトバが非常に大切だと訴えて、朝鮮語大辞典を作り上げようとした人々の話。

民間で、法的には朝鮮語の使用は禁じられなかったが、圧力が強まっていった。皇民化政策である。

 

民族の自由、独立には、コトバの確保が重要だ。だからこそ、大日本帝国は、帝国臣民として扱われたければ、朝鮮語を使わないように、使わないように、事実上弾圧する。

氏名も同様で、カナヤマなどの姓が誕生し、親が朝鮮語で意味を持って付けた名前が、日本語風に変えられる。

 

この映画は、武力的な弾圧という史実とは異なる表現を持っている欠点があって、もっとそのままの事実を表現すれば良かった。

 

だが、大きな歴史的流れとしては、その通りで、日本が犯した犯罪的な朝鮮語の抑圧、創氏改名は、恥じなければならず、それに抵抗した朝鮮の先進的人々は讃えられなければならない。

 

こうした正確な歴史認識と行動・反省を、「反日」とか呼ぶ人々こそが、反日であり、非国民である。売国奴と言っても良い。

我が祖国日本が過去に犯した侵略行為に対して、真摯に向き合わない態度こそが、反日であり、非国民であり、売国奴である。

もう一度繰り返そうというのか。過ちは繰り返してはならぬ。

「改むるに憚ることなかれ」「過ちて改めざるを過ちと謂う」(論語)。

反省することこそが、愛国者の道である。

根源は、昭和天皇裕仁の戦争責任回避であった。しかし、日本国運営上、昭和天皇裕仁を処刑することは出来なかっただろうが。

その昭和天皇裕仁は、個人的には戦争責任を感じ、侵略的行為を反省していたはずである。だからこそ、戦犯東条英機らが合祀された靖国神社には、合祀以後出向かないのである。

靖国神社は、反日であり、売国神社である。

私は、日本国天皇と同様に、靖国神社には、決して行かない。

 

ちょっと、高等遊民、現在鬱的状態なので、ブログに趣旨に反する書き込みをしてしまう。