10月3日(土) アルテリオシネマ川崎
2001年9月11日の、同時多発テロで頭が狂ったアホブッシュが、何が何でも、「悪の枢軸」の一つであるイラクのサダムフセインを倒そうと、国連安保理事国で多数を制しようと画策して、非常任理事国の大使館や代表などの電話を傍受して、『威し』を加えようと、米国の諜報機関が、英国の諜報機関に協力を要請する。その要請メールを見た、諜報機関員が、違法行為を暴露して、そのメールをリークした事件。
その実話に基づく、映画。
歴史の事実は、国連での多数決議を得られなかったにもかかわらず、バカブッシュは、ブレアなども威して、2003年イラクへの侵攻を強行する。違法な戦争だ。
リークした本人キャサリン・ガンは、数日後に逮捕されるも、1年近く経ってから公務秘密法違反で起訴される。リークしたのは事実なので、形式的には有罪ではあるが、そもそもイラク戦争が『違法』であり、違法な戦争に加わらないようにすることを動機にした、秘密暴露(=リーク)は、違法にならず、無罪であるとの弁護方針に対して、有罪立証を放棄した検察によって、無罪となった。映画の中では、起訴の取消と。
私は、こうしたリークのことは(キャサリン・ガン事件という)まったく知らなかった。
英国は、戦争の合法・違法に相当こだわりを持っていたのだろう。法の支配の精神。
それが、近代国家の戦争法、戦争に関する国際法の揺るがせられない理念なのだ。
一方、バカブッシュを先頭とするバカ米国人たちは、同時多発テロで頭が狂って、違法、合法に関わりなく、フセイン打倒に邁進し、他国まで威しにかかる。これが、最強の国米国の実態。
リーガルとイリーガル。
もともとアメリカは、非合法国家といっても良い。先住民族の虐殺の上に成り立っている。記憶にあるところでは、トンキン湾事件のでっち上げによって、ベトナム北爆に踏み込む。ベトナム侵略戦争。
他にも沢山。
全部、アメリカの国益と言うこと。自国の国益のためには、他国を侵略し、大量殺人を犯しても構わない。
トランプも、そうした侵略の歴史を偉大と言い続ける。
それを支持するバカ米国人、取り分け白人ども。
それに屈するという意識すらなく、正しいと信じているらしいアベ。とその継承者。
法の支配の欠如。
ならず者国家=アメリカ。ならず者の親分=トランプ。
こうしたアメリカに事実上軍事占領されていて、我が国の軍事力は、米国軍事力の一部隊に成り下がっている。
原状、米国の圧力による他国への侵略行動から身を免れているのは、日本国憲法9条に他ならない。
日米安保条約は破棄されなければならない。
法の支配の貫徹。
高等遊民。この映画を観て、眠っていた正義感が、蘇ってしまった。おとなしい、ブログにしたのに。