7月29日(水)から31日(金) 長野県原村
東京でコロナが爆発しているけど、万全の準備をとって、原村へ、宿泊はいつもの「樅の木荘」。
今週は、何の用事もないので、ここぞとばかりに出かけることにして、直前にネット予約。
「樅の木荘」は、去年改修工事が完了して、もと合宿所みたいなところを直して、新館や、特別室を設置。Wi-Fiiもできるようになったりして、ネット予約もできるようになった。
ボクは、従前と同じ、本館予約。とにかく、安くて、気楽だから。
昔、登山で八ヶ岳を美濃戸口に下りてきた後、隣接する「もみの湯」に寄って帰る、降りたら温泉の八ヶ岳山行を何度も楽しんでいて、隣の「樅の木荘」に宿泊できるんだあ、と認識したのが始まり。
その後、天気が良くないと、山の用意をしていくものの、「樅の木荘」だけに泊まるという、サボりレジャーもしたりして。山の用意なくして泊まったこともあるが、これは心の癒やし目的。ひたすら温泉でのんびり目的。
車で行くことの方が多かったが、バス路線も当時はあって、車を乗らなくなってからは、行くのには不便になって、バス路線も、平成の大合併時に、茅野市と原村が喧嘩したに違いがなくて、茅野駅から美濃戸口行きのバス路線が、原村を経由しなくなってしまった。為に、タクシー利用しかないのだけど、茅野駅から「樅の木荘」まで5000円。高い、が、酒を飲めるし、全体としては安い。
今回は、心身共に癒やしの旅。
<一日目>
まったく久しぶりに、中央本線の特急あずさに乗ろうとすると、全席指定。当然自由席のつもりだったのに、掲示を見てびっくりしたが、ホームで購入。車内で特急券買うと高くなるという東海道のグリーン車方式。別にグリーン車もあるけど、普通の指定席で、グリーン車並みの快適さ。座席間隔も広いし、ACジャックもあって、早速充電。
あずさはガラガラ。
山の景色に興奮。あの山この山、やっと小淵沢を過ぎて、八ヶ岳も見えて、興奮は絶頂。
茅野駅で、蕎麦でも食べようと探したが、休業札ばかり。無休のハズのお店も多分コロナ休業。客が来ないんだね。
仕方なく、始めて入る、さくらにく専門店に。馬刺し好きだし、町田の柿島やよりは安いか。新鮮だし。
早めに「樅の木荘」へ。空いている。ヒトがいない。
もみの湯後、部屋で相撲中継、照ノ富士が勝って、朝乃山も勝って、白鵬が大栄翔に負けて、一敗3人のあれまあ混戦。
ザブッともみの湯で、夕食レストランへ。ボク以外に、カップル一組のみ。食事は、前よりは良いかな。たっぷり食す。ワインで。
「樅の木荘」の内湯に入るが、一人きり独占。この後も何回か入るが、全部独占使用。客がいない。
<二日目>
朝起きたら雨で、散歩諦めたけど、急速に回復した。で、朝食後に散策へ。
「八ヶ岳 森の小径 散策マップ」なる便利なモノがあったので、また、記憶もあったので、大体の目標を定めて出発。
「樅の木荘」9時半発→八ヶ岳美術館(ペンション線の歩道)→あゆみの小径→別荘の小径で八ヶ岳自然文化園の浦の”まるやち湖”。ここは、八ヶ岳の絶景ポイントで、原村に来る度に寄るけど、今日は、雲が多くて、よく見えない。
蕎麦屋の「香草庵」に行こうと、マップに書いてある近道を通ろうと思ったが、草が茂っていて、ダメか、と農場の小径を大回りして、美濃戸に通じる御柱道を下って、やっとこさ「香草庵」。ここは、夏期間は無休。
さて戻ろうかと、ショーットカット道を探すが、間違える。やっと、それらしい道に入ると間違える。頑張って草が茂った、雨のために泥濘んだ小道を通って、”まるやち湖”に戻れたが、サンダルも靴下も泥だらけ。トイレで洗って、景色を見ながらしばし休憩。まだ、翌八ヶ岳は見えない。こちらは晴れているのに。
→もみの湯の小径経由で、帰る。
5時間半、18600歩。案外歩けるね。ちょこっと腰が痛くなったが、大丈夫。
前日同じ温泉での休息時間。照ノ富士勝って、朝乃山も勝って、なんと白鵬連敗。御嶽海に負ける。白鵬は怪我。貴景勝も休場。前日勝ち越して角番脱出したら休場。
この日も、ボク以外は、前日とは違うカップル一組のみ。
<三日目>
夜中に大雨が降ったらしいが気付かず、朝は、雨は上がっていたが曇り。
新しい道を歩いてみようと、荷物を担いで出発。藤尾根の小径を探すも見当たらず、ぐるぐる回って、結局、ペンション線の歩道脇の小道を通って、八ヶ岳美術館前へ。下って、八ヶ岳の小径入口を探すも見当たらず。草ぼうぼうの径だったか。
諦めて戻って、別荘の小径を、今度は阿弥陀岳登山口方面に登る。ここは舗装が完璧で、足下は良く、脇の草が刈り込まれている径を歩く。登ってしばらく、「一の石神社」に到達。地図にもなかったが、別荘地の中にあって、巨岩と御柱が祀られている素朴な神社。
ここで折り返して、別荘の小径をずっと下って、自然文化園前の蕎麦屋「ゆう和」。昨日見つけておいた蕎麦屋で、昨日は定休日だった。
また”まるやち湖”駐車場。今日は、こちらは薄曇りだが、山は晴れて、赤岳がよく見える。左の横岳、硫黄岳は雲の中、右のとんがりが見えるのは権現岳。昔は、よく登った。ずっと、歩いた。記憶が蘇る。
ここでタクシーを呼んで、茅野駅へ。5040円。
帰りに甲府に寄りたかったので、わざわざ紙チケットを買ったのに、途中下車できないと。ちくっと交渉して出させて貰って、買いたかった名物煮貝を買って、早めの夕食に、馬刺しと信玄鶏生ハム、ほうとうとワイン。
ここでWi-Fiがなかったけど、タブレットで相撲観戦。なんと、照ノ富士は朝之山との直接対決を勝利。単独首位、一敗堅守。あらまあ、大変。膝の怪我は良くなっていないのに。白い両膝テープやその下の保護具が目立つのに。インタビューでは、やんちゃな面はなくなって、真面目な、怪我に負けない精進の結果が見える態度。幕尻なのに。
甲府から、特急で帰宅。
2100歩。
今の、腰の状態では山歩きは困難だろう。だけど、2日間で4万歩の歩きは、ちょっと自信。
高等遊民、山行の復活は無理だろうけど、67歳の年齢に応じて、今回みたいな、ほぼ平地歩き、自然の中で、はストレス解消にも、避暑にもなって良い感じ。
思えば、子供の時から大人まで、死んだ親父の会社の保険組合の寮で、毎年家族で出かけていた。中軽井沢、西区プリンスホテルの前。あのときも、よく歩いた。子供のうちは浅間山も登ったりして。
そんな、夏休みの生活も、高等遊民自身がお爺ちゃんになって、孫を連れてでも復活するか。