7月22日(水) 横浜能楽堂第二舞台

 

7月7日の紀彩の会のお稽古復活は、仕舞だけだったが、いよいよ今回から、厳重な条件付きで、謡のお稽古も復活。

条件とは、謡のお稽古は、どうしても対面になるので、マスクと間隔保持だけでは不足で、フェイスシールドも必要だと。

 

紀彰師の座る場所の前には、塩ビの自作ついたてが、これは前回からあるけど、それに加えて、紀彰師はフェイスシールド。

実は、ボクもフェイスシールドの安いのを買っておいたので、装着。

稲妻状に、4列机を配置して、二人、二人、一人、二人の順で、それぞれ机の両端に座る。ボクは、フェイスシールドとマスクがあったので、最前列。

 

謡は、大きな声を出した方が上手そうだし、気持ちも良いのだけど、マスク越しで、かつフェイスシールドがあると、思いっきり謡えない。フェイスシールドは、透明だけど、歪んでいて、若干の汚れもあって、謡本に記入されている符点や、自分の注意書きが、よく見えない。

それが気になってしまってはいるが、とにかく、謡のお稽古ができるだけで、気分は上々。

やはり、好きなんだねえ。

 

仕舞は、紀彰師が与えて頂いた、10曲について、習っていないところを中心に。どの曲をミニ発表会で披露するかの選択のため。

強い舞は、『清経』を中心にしたが、強いだけではなくて、刀を振り回しての戦闘シーンで、昔のチャンバラやら、相撲の摺り足や半身を想像して、西洋式ではない、古来の歩行方法を身につけねばならぬ。それはそれで面白いが、非常に難しい。

私は、『竹生島』を選択したい。これも強い舞だけど、神(龍神)の舞で、飛び上がるところや、強い拍もあって、できるだろうか。

 

高等遊民。既にして67歳。この様な強い舞は、ホントに最後ではないかと思って、挑戦してみよう。

 

浴衣・袴の装着は、大分上達してきて、締めるだけではなく、格好良くできるように、大分進歩した。着付け教室など行かなくても、古の人は勝手にできたのだから、できるのです。ユーチューブで基本知識を入手しつつ、あとは、数をこなすだけ。

お袴は、背中の背板の存在のおかげで、心身共にピシッとして、上手に見えるだけではなくて、気分が乗るし、謡も腹から声が出やすくなったり、仕舞も猫背にならなかったり、反り返りすぎないとか、やはり、良いところがあるのです。