このところ、BSプレミアムで、チャップリンの映画をいくつか放送した。
「黄金狂時代」(1925年)
「街の灯」(1931年)
「独裁者」(1940年)
「殺人狂時代」(1947年)
「ライムライト」(1952年」
コロナ危機の暇な時間潰しのために、全部、録画しておいた。チャップリンの映画は、同時代では無いし、学生時代から観たいと思っていたものの、チャンスが無いまま過ごしてきた。
まだ、「殺人狂時代」「ライムライト」は観ていないけど、「独裁者」にあまりに感動した。
ご存じ、ヒットラーとムッソリーニを徹底的に皮肉った、馬鹿にした極めて政治的な映画。日本人のお辞儀の仕方を笑った箇所もあるので、要するに、日独伊の独裁政権と思想に反撃する為の映画だ。
自由と民主主義、基本的人権。
ソヴィエト的では無い。反ソでもない。親ソでも無い。無視。
ヒットラーの演説の真似を、訳のわからない、適当なコトバで真似するのは、笑える。身振りと口調はそっくりにして、ドイツ語的な話し方ではあるが、まったくちんぷんかんぷんな、コトバ。
チャップリンは、ヒトラーとユダヤ人の理髪師との二役。
最後に、ヒットラーに間違われて、オーストリア侵攻に際しての演説をせざるを得なく買った時、身振りは抑えて、これはわかるコトバで(英語で)、自由と民主主義を熱く語る箇所は、素晴らしい。その箇所だけでも、名演説と言える。チャップリンの真骨頂。
どうして、こんな映画が、1940年というまだ第2次大戦さなかに作られたのだろうか。作ることができたのだろうか。アメリカの、反ヒットラー、反ムッソリーニ機運があったからだろうが、まだ、米国内には、ドイツ系もイタリア系もいたろうに。
そんなチャップリンも、後に、「赤狩り」で、追放される。ホントにアメリカ人というのは、アホだなあ。
今でもアホで、トランプなんかに投票するバカアメリカ人が、いるんですね。そのトランプに犬のように従う売国奴安倍。
自分の頭でモノゴトを考えることができない。自己中心者。
この名演説は、インターネットで検索できるので、簡単な英語なので読める、是非検索を。
映画の中のこの部分だけを取り出したユーチューブもある。やや早口だけど、英文を読んでおけば、僕でも聞き取れる。英会話の勉強にも使えそう。キング牧師の I HAVE A DREAMの名演説は、もっとゆっくりで宜しいのに。
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