これまで忙しくて出来なかったことを、集中してやっていこうという企画第一弾は、YouTubeでの、桂枝雀落語鑑賞。
前から、ちょくちょく覗いてはいたけど、演目(ネタ)に関わりなく、とにかく聞いて、観ていこうという、かつてからの望み。
やっと、実現できました。
沢山あるんですね。まだ若い頃のモノ、死の直前のモノ。段々オーバーアクションの芸風になっていき、人気が出て絶頂に達し、あの芸風を変えられなくなる。客が求めるから、受けるから。
でも、ご本人は苦しんだんだろうと思う。あのアクションや、座布団の座り方、噺の内容、すべて計算された、完成形。100%を目指す苦しさ。完璧主義者なんですね。
あのアクションの中で、ふっと見せる眼の悲しさ。
中でも、大阪の相撲を描いた、『花筏』。初めて聞いたのだけど、あまり面白すぎて、泣けてくる。落語で、人情噺ではなくて、泣くって、どうよ。
そしてやはり真打ちネタは『地獄八景亡者戯』。
さて、コロナ危機下で自主的隔離を続ける中、時間を使える、楽しめるのは、次は何か。