12月29日(日) MOVIX橋本

監督:山田洋次

 

昔は、良く寅さんシリーズを見た。お盆時と年末年始だったよね。2本立てで。最初の、川の堤から始まって、最後は、どこかのお祭りで、真っ青な良い天気の下、寅さんが売っている。そして、さくらへの手紙。

 

もう渥美清が死んで、何年になるのかしら。他にも、笠智衆、隣の工場の蛸社長親父など。

懐かしさと、今までの名シーンを取り混ぜての、思いで映画。昔の画面に登場する寅さんやさくらの若いこと。

満はまだ子供。それが成人して、小説家になっているという設定。で、後藤久美子のいずみちゃんと再会する3日間。ごくみは昔から演技は上手ではなかったけど、相当期間のブランクを経て、いっそう素人劇に。でも憎めない。

 

山田洋次も、もうすぐ死んじゃうんだろうな。

ホントに、最後の寅さんシリーズ。高等遊民の年末の暇つぶしに良かった。前日のサタンタンゴの口直し。

娯楽映画はこうじゃなくちゃ。

当時は、当たり前だと思っていたけど、皆さん、名優でしたね。寅さんの、ほら、もう名前忘れている、も名優だったね。渥美清だ。