12月14日(土) 横浜みなとみらいホール
指揮者:広上淳一
ヨハン・クリスチャン・バッハ 『シンフォニア 変ロ長調 作品18-2』
(休憩)
ベートーヴェン 『交響曲第9番 合唱』
ソプラノ中村恵理 アルト(カウンターテナー)藤木大地 テノール吉田浩之 バリトン大西宇宙
合唱 東京音楽大学
ヨハン・セバスチャン・バッハ=大バッハの息子らしい。あまり区別が付いていなかった。
曲は、まあバロックの気持ちいい三楽章モノ。序曲かとも。どうやら、日フィルの創設第1回演奏会で、渡邊曉雄が、日比谷公会堂でこれを演奏したらしい。しかも、今年は渡邊曉雄生誕100年だそうで、記念の曲。
で、年末恒例ベートーヴェン交響曲第9番合唱。広上淳一の指揮は初めてかな。
広上淳一を、ダンシングミニタンクと名付けよう。小柄な、やや太めのマエストロが、身体をいっぱい使って、踊るように指揮する。突っ込んでいく感じだから、タンク。
東京音楽大学の合唱が良かったと思う。歌の「止め」がキチンとされていた。
ソリストは、常連メンバーではなかった。ソプラノは衣装が大変ですね。アルトがカウンターテナーで、どうなんかなと思ったが、あまりわからない。テノールは、構わないのだろうけど途中で椅子の下に置いた水を飲みながら。バリトンはとても良い声だったけど、どうして声を溜めるんだ。素直に、すっと出せよ、と思いました。飽きたのかなあ。
やはり第四楽章。口パクで一緒に歌ってしまう。こういうのはカラオケにも通じて、人気が出る曲だよね。
もう何回、毎年聞いただろうか。去年2018年は、井上道義指揮だった。批判的なブログを書いている。
星野事務所時代のブログによると、2013年に広上淳一指揮、2014年に高関健指揮で、感動したと。2015年は大友直人指揮、2016年はサボったかも知れない。そんな記憶がある。2017年はコバケン指揮だった。これは鳥肌モノと記録にある。毎年の記録があると、それはそれで楽しく、懐かしい。
今年は、楽しく聞けました。口パクできました。やはり、涙が出てしまいました。