「10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる」
オックスフォード大学のオズボーン准教授がこんな大胆な予測を発表。
大きな話題になりました。
この調査では、技術の進歩がめざましい勢いで進んでいる機械。
AIの進化が技術の進歩の質を変えてしまったのです。
この機械による進歩、自動化のよって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか、
ということが分析されました。
その結果、今後10年~20年ほどで約47%の仕事が自動化されるリスクが高い。
そんな結論が出たのです。
日本ではどうなるでしょうか?
2015年12月に野村総合研究所が、
あくまで技術的な代替可能性としながらも、
10年から20年後に、
今、日本で働いている人の約半数の49%の職業が、
機械や人工知能によって代替することが可能だとする分析結果を発表しました。
これは、野村総合研究所とオックスフォード大学のオズボーン准教授らとの共同研究によるものです。
いきなり10年たったからすぐ49%の職業がなくなるというわけではなりません。
しかし、仕事によっては、すでに事態が進行しているものもあるのです。
それは、仕事の価値が低下しつつあるということです。
仕事の価値を低下させ、人から仕事を奪っていくものには、
3つの大きな原因があるのです。
1,供給過剰
2,技術革新
3,消費者の行動の変化
以上の3つになります。
1の供給過剰がどんどん進んでいっている仕事の具体例としては、
柔道整復師や整体師などのいわゆる治療家の仕事があります。
また、士業と呼ばれている先生の方々にも仕事も供給過剰の波が襲ってきています。
たとえば、、、
* 公認会計士は、2000年には、16656人でしたが、
2014年には、33977人と2倍以上に増えています。
* 行政書士は、2005年~2014年の間に37,607人から44,057人に増加
* 社会保険労務士は、10年で26,460人(2005年)から38,878人(2014年)と1.46倍に…
* 税理士も、10年で69,243人(2005年)から74,501人(2014年)
* 司法書士は、2006年から2015年の間に、
18,509人から21,658人まで増えています…
2の技術革新で仕事の価値が下がっているのは、
写真屋さんがわかりやすいかと思います。
昔は写真屋にフィルムを持っていかなければいけませんでした。
写真の現像という仕事があったのです。
しかし、デジカメが登場したことにより、需要のほとんどがなくなってしまいました。
このように新しい技術が人から仕事を奪ってしまうことがよくあることです。
そして、技術革新が起きて仕事が大きく減ってしまう危険性が高まっているものに
製造業があります。
製造工程のロボット化が進んでいけば、
人ではなくロボットが仕事をすることになります。
現在でも工場によっては、管理する少数の人間以外はほとんどロボット化しているのです。
3の消費者行動の変化では、大きな影響を受けているのが小売店です。
どんな行動の変化があったかというと、
ネットを使ってすぐに全国で一番安いお店をすぐに探すようになったのです。
家電だったら、価格ドットコムを見ます。
こういったサイトの登場で「店頭で商品を見て、
実際に買うのは安いネットで」という風に、
僕たち消費者の行動が大きく変化しました。
その結果、家電量販店の最大手であるヤマダ電機ですら、
一時41億円の赤字に沈む状況に陥ってしまいました。
(http://www.directsales.jp/TWSH/adw/content/yamada.php?ts=disappoint_img&gclid=CIPZnvSvvMwCFZCXvQodg6AOSg)より
野村研究所の報告書によると
10年から20年後には235種類の職業が代替できる確率が高いとしています。
身近なところでは、
一般(医療)事務員、駅務員、会計監査係員、学校事務員、給食調理人、行政事務員、銀行窓口係、金属研磨工、警備員、自動車組立工、自動車塗装工、スーパー店員、測量士、タクシー運転者、宅配便配達員、電気通信技術者、電子部品製造工、道路パトロール隊員、ビル施設管理技術者、ホテル客室係、レジ係、路線バス運転者などです。
これらの仕事には現在約2500万人が働いています。その割合は49%になります。
この仕事の変化を話題にするとき、
子どもたちの将来につく仕事がどうなるかがよく話題になります。
総務省から2015年6月に出された「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会 報告書2015」では、「ICTインテリジェント化が社会、経済に及ぼす影響」という章の中で、AI・ロボットなどの雇用への影響について言及していることがきっかけですね。
「アメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く(Cathy N. Davidsonの言葉、New York Times (August 7, 2011))を引用して、新たに出現する仕事は出現して初めてわかるものであり、事前予測が困難であるとしています。一方、代替可能な仕事はある程度見通しが立つとして、事務処理、開発、プロジェクトマネジメントといった定型的な管理業務が代替可能としています。そして15年程度先になると、判断や意思決定、創造的活動等といった領域でも代替できる部分が増え、人間の仕事は生命にかかわるもの、インターフェイスとして重要な営業・接客等、そもそも人間が行うことに価値があるスポーツやアートなどが中心になると予測しています。
(http://iot-jp.com/)より
子どもは、親に仕事の相談ができない時代が来るのです。
でも、考えてみると親の世代だって、変化の波を直接かぶるのです。
あなたは、10年後どうしていますか?