若い学生さんと話をする機会があり、とても
違和感に感じたことがありました。
「夢」
「目標」
を前提にした話が多いこと。
これ自体、悪いことではないです。
ただ、異口同音に”夢に向かって!”
みたいな話をされると正直「ほんとか?」と
思ってしまいます。
年齢に関係なく、夢や目標を持つことは
全く否定しませんが、その夢や目標がない
人を否定的にとらえることには異議ありです。
学生さん皆なが、夢や目標を明確に掲げて
生きるべきなのか。
私を含め、学生時代に明確に●●になる!
△△の仕事をする!というものはなかった
ように思います。もちろん時代もあるでしょう。
当事者意識をもって、インターネットを活用
した情報収集が容易にできる現在はあるべき
姿なのかもしれません。
でも、人はそれぞれタイミングや出会いの時期
があります。
それを周囲の学生がそうだからと言って、
右に倣えでPositiveな目標や前のめりな姿勢を
口にする学生は少々気味が悪いです。
「正直まだ何がやりたいかわからない」と言って
くれたほうが理解できるものです。
要は、一人一人の価値観や家庭環境などが
違うように、将来への視点も違っていいのです。
いい子を演じたやる気は結果的に将来の自分を
苦しめる可能性があることを知っておいてほしい。
そう思うのでした。