就活生の皆さん、”大人”の実情を逆手にとろう | 子育て~夜遊び~お仕事

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2021年に入り、早々に一都三県が緊急事態宣言発出となり、

外部環境がどうであろうと、仕事、学校など「ちょっと待って!」

とできないものは多く、前進するしかない方も多いでしょう。

 

2022年の新卒採用活動がはじまってだいぶ経過しますが、

学生の方は本当に苦労されていると思います。

オンラインでのインターンシップや面談などがスタンダードに

なっていくのはいいのですが、一方で「肌感覚」で企業やそこで

働く社員の温度感を感じることができないのは大きいのでは

ないでしょうか。

私の就職活動は30年ほど前なので「リクルートブック」世代、

今とは比較にならないアナログな就活でした。

そして、漠然と就活をしていた学生が今よりも多かったと

思っています。当時は都銀、証券、生損保、総合商社が民間

の就職人気でしたが、”就社意識”が優先していて、働くこと

への本質には目を向けていなかったように思います。

 

今の学生さんは、早い段階からキャリア講座や自発的な

就職意識の醸成で能動的に情報収集をして、自分の軸を

大切にしながら就活をしている方が多いように思います。

教授や親御さんの意見はあくまで参考意見、ということ。

とてもいいことです。(昔は親や教授のいいなりも多かった)

働くのは「自分」ですからね。

 

一方で、企業で働く諸先輩の意識はどうでしょう?

20.30代前半までの若手は別として、多くの組織人の意識は

あまり進化していないように思うのです。

このコロナ禍においても”出社”し、”長時間就業”することが

美徳とされている企業や団体は実に多いです。

官公庁はまさにそうではないでしょうか。

もちろん、テレワークが実務にそぐわない業種も多くありますし、

医療や介護等の現場は別です。

ただ、「どうしたらテレワークで収益を落とさずにいけるか?」

という発想を持ち、行動に移す”大人”は実に少ないのです。

背景には新しい仕組みに挑戦する「面倒さ」や、社内根回しの

「面倒さ」、そして当事者として責任を負いながら周囲を

巻き込んでいく「面倒さ」が大きな理由だと思います。

誰かがやってくれれば。。。という他力本願意識です。

 

学生の皆さんは、こういう発想を多くの”大人”が持っている

ことを前提に、会社選びや業種、職種選びをするのも一手です、

「あればいいな」「できたらいいな」を体現する視点をもった

学生を多くの企業は注目するでしょう。

そして、過去の”大人”はその視点や技術、進歩から遅れを

とり淘汰されていきます。

結果的に皆さんが新しい「スタンダード」を形成するのです。

 

もちろんそこには幾重の困難や時間を要すると思います、

それでも一昔前と比べればPDCAのスピードは技術の進化

と共にはるかに短期化できます。

 

面接で機会があったらその会社の方に聞いてみてください。

「今の御社(の事業)で●●があったら(できたら)いいな」が

1つ叶うとすればなんですか?と。

即答できない会社(人)は昔の”大人”なのかもしれません。

社内の本質的なことは答えにくいでしょうが、

即答できる会社(人)は未来を見つめる今の”大人”かも...。

そんな”大人”と一緒に仕事をしたほうが皆さんの未来は

明るくなるでしょう。

 

最後に、

情報に振り回されず、口コミをうのみにせず、ご自身の

視点や価値観を大切に就活を楽しんでくださいね。