ある日

 

患者さんがお部屋で転倒!!

 

 

「トイレに行こうとおもって」

「なんかいけるかな、って思ったの」

「看護師さん忙しそうで、呼ぶの申し訳なくてね」

 

 

あいたたた・・・

 

幸い骨折もなく

頭もうっていないようで

 

よかったけど・・・

 

こういうとき

病院だと

インシデントレポートといって

報告をし

対策を練らなければならない

 

 

家にいても転ぶときは転ぶんだけどなあ・・・

 

 

私達の緩和ケア病棟では

身体を縛ったりはしない

 

 

転ぶことは

体調などでありうることなんだけど

 

 

そうもいかないのも病院

 

病気の影響で

せん妄やらなにやらで

夜になると過活動になる患者さん

 

もちろんせん妄を適切に判断して

薬剤でうまく

調整することで大部分のせん妄は

改善して昼夜のリズムをとりもどし

ということができるのだけど

 

せん妄、という意識の混乱は

それまでどんなに痛くて動けなかった人も

うごけてしまうくらいの威力があるから

本当に

本当に

びっくりする

 

そして

本当は歩けないから

転んじゃう

 

 

本当に

何が正解なんだろうって

その人らしさって

なんだろうって

 

 

家にいたら

夜起きていようが

なにか食べていようが

自由なのにさ

 

トイレだって

這っていったって自由なんだもん

トイレは最期まで自分でいきたい!!って

思うものね

 

在宅療養がいいな、と思うのは↑

だって・・・

 

 

入院すると

9時に消灯でさ

6時まで寝なくちゃいけなくてさ

 

 

無理だよ〜って思う

私眠れないよ5時間くらいしか

 

 

忙しそうに働いている看護師さんを

ナースコールで呼ぶなんて

やっぱりできない、って思う人

多いよね

 

 

この永遠の課題

・床をふわふわの素材にして、ころんでも

倒れてもいいようにする

・エアマットのような床にする

・なんならボールハウスのようにして

楽しむ

・患者さんの身体をかるく浮かせることの

できるような装置をつける

・介護ロボ ぺっぱーくんを

付き添わせる。一部屋に1人

・トイレも気がついたら蒸発してしまうような

自尊心を保つことのできる排泄器具を開発

 

 

そして

 

そんな患者さんを

右に左に上に下に走りながら

看て下さる看護師さん

 

 

ありがとうございます

 

足向けて眠れないよ