がんは2人に1人がなる時代

 

働く世代も多く罹患します

 

 

色々な意味で

どの職種も

どんな会社も

働く人に柔軟な対応が

必要になってきていると

痛感します

 

がんは通院しながら

働きながら治療する時代

 

だからこそ早めの発見

早めの受診が必要なんだけど

 

日本人は長く働き

長く職場にいることが美徳とされる

 

その結果受診も遅れ

発見が遅くなり

その分治療期間が長くなり

・・・

なんかみんな働き過ぎじゃあ

ございませんか??

 

もっとゆったりする時代にならないかなあ

 

 

特に今

コロナのこともあって

社会全体が落ち着かなくなっているし

イライラもしている

 

 

病院もそう

患者さんも医療者もみんな

なんとなくちょっとしたことでイライラ

 

コロナを診療する科と

コロナを診療しない科と

それだけでもなんとなくぎすぎす

(ちなみに私は直接コロナを診ない

肩身の狭い方に分類。すみません。

やれることやりますから)

 

 

さあみなさん深呼吸

すって〜はいて〜

はいリラーックス〜

 

 

胃がんになって会社を休むことになった

女性の患者さん 50代

 

「健康は当たり前とおもっていたけど」

「そうじゃないんだね」

「あんなに無理をして働いてきて」

「遠慮せず受診すればよかったんだよね」

 

「いったい何がのこるんだろう?」

「ずっと不調だった。もっとはやく

受診すればよかった」

「なんのために生きてきたんだろう」

 

生きてきた意味はあると思うけど・・・

そうだね・・・

 

「がむしゃらに働いてもだめだよ、せんせ」

「いつまでも若いわけじゃないし」

 

あ、おそれいります。その通り

 

「働き過ぎると、たおれるよ」

「私みたいになっちゃだめだよ」

「休まないとだめだよ」

 

 

彼女は仕事と家庭と治療と

両立しながら

会社とも交渉しながら生きぬいた

それでも

なんで、との思いは消えなかったし

どうにかならなかったか、との思いも

消えなかった

 

とてもかっこいい女性だった

私達の胸に残っていることが

生きた証だけど・・

 

けど

早期発見の機会はあったのかな、とか

家族は友人は思ってしまう

 

遠慮・・・我慢・・・

 

休みやすい

お互いさまの

やさしい雰囲気

 

そして

がんが特別な病気ではないという

社会全体の知識

 

 

患者さんは

どうどうと生きてほしいんだけど

 

うまく伝えていきたいんだけど

 

 

今日は深呼吸しながら

生きよう