緩和ケア外来に受診される方の

症状について

少し調べてみました

 

学会でもちょっと報告します

 

 

傾向として分析されたのは

 

最初は痛みについてや

呼吸苦についての相談

 

なのですが

 

 

それを入り口にして

次第に

 

気持ちのこと

療養生活のこと

療養場所のこと

家族の心配

治療への希望

生きる希望などを

 

 

少しずつ少しずつ

解決していく

 

がん診断時からの患者さんもありました

また、一番多いのは

抗がん剤治療中から

 

そのような傾向でした

 

漠然とした緩和ケアは

わかりにくいけれど

 

いたみや呼吸などの

からだの症状で紹介をいただくこと

 

それらを入り口に

患者さんに紹介して下さる

治療医の先生

当院には数名

いらっしゃいます

つらさが体の症状だけじゃないこと

理解してくださっている

 

それと

救急外来を受診することが

減った患者さんもありました

痛くて救急に何度もかかっていた患者さんが

ぴたっと

 

臨時受診の効果もあるかもしれません

 

患者さんの苦痛を

早期に同定し、それに対して

どう対応すると

患者さんの苦痛を早く緩和できるか

 

だれがどう対応してもいいから

早く患者さんを

苦痛から解放するために

何が必要か・・・

 

 

なかなか

緩和ケアのイメージを

”負”でしかとらえてくださらない

治療医もまだまだいらっしゃるのは

否めないけれど

 

それも価値観のちがいからか

 

他者を認めることも大事

私はそう思ってるけれどね・・

 

 

まあいいや

患者さんがつらくないならいいんです

 

 

 

緩和ケアを受診された方の中には

 

どうしても緩和ケアって言う言葉が

受け入れられなくて

一旦外来をキャンセルされたけれど

 

その後

家族にどうやって伝えようか

分からないからって

急遽受診された患者さんもあった

 

 

うまくいえないけれど

 

なにかの臓器に特定せず

何かの病気に特定せず

全身状態を病の面からではなく

人としての側面から

みさせていただくことが

できるのは

私達の強みかも

 

そして

私達の外来は

医師だけじゃなく

いつもの相棒看護師

医療ソーシャルワーカー

薬剤師

管理栄養士

etc.

 

みんなでみていくことは

前にもお伝えしたとおり

 

だからこそより多くの支援が

可能となるのです

 

医師だけでは何もできない

 

それを医師がまず理解するべきだ

 

と考えます

 

チーム医療!

 

どうか安心して受診してください

 

 

そして

緩和ケア外来で

なんでも相談してください

 

どうか

日常をおちついて過ごせますように

 

 

緩和ケア外来受診

どうでしたか?

きっと力になってくれます

 

応援してます!!