仕事が終わり、書類でも片付けようか、その前にコーヒーでも

と思っていたら携帯電話がなりました。

 

亡くなった母の姉(高齢89才)からでした

 

「もしもし、ひさしぶり」

「元気にしてる?」

 

まあ、むかしから元気な叔母だったけど、変わらず元気だなあ

私の父、母が亡くなったときも

 

「まあがんばんなさいよ。それでいいからね」

 

と励ましてくれた

 

ふむどうしたの?

 

「いとこのTちゃん。亡くなったよ。」

「職場で気分が少し悪いから、とトイレにいってそれっきり」

「もう心肺蘇生も無効だったって」

 

え?まだ若いよね

 

「そうだね。あ、コロナじゃないよ。心筋梗塞みたいだよ」

「いろいろはTの兄弟がやるから。コロナが落ち着いたらお参りに行ってやって」

 

うんうん、と聞きながらも

何だか頭が回らない

 

小さい頃親戚で集まるといつも一緒に遊んでくれた

両親の葬儀でも慣れない私に色々教えてくれ、手伝ってくれた

 

この前ラインで話をしたばかり

元気だったけどなあ

趣味の和太鼓の話をしてくれた

体調わるいなんて言っていなかった

 

え?

え?

なんで?

 

「まあ気をつけなさいよ。あなたもね。昔ほど若くないんだから」

「それを言うならおばちゃんの方が先だわね」

「他はみんな元気よ〜」

 

叔母は変わらずパワフルで明るい

悲しみもあるかもしれないけれど、昔からそうやって元気に吹き飛ばしてきた

 

Tっちゃん。会いたかったな

色々ありがとう

突然のお別れに気持ちが落ち着かないよ

 

お別れは急だった

ほんとに

もっと会っておけば良かったな

 

後悔してももどらない時間

 

コロナが落ち着いたらお参りにいこう

 

身近な人が亡くなっていく

さびしい

 

安らかに、と今はそれだけを願う

 

お別れは急にくることもあるのだ

実感したくないけれど実感

だからこそ

毎日を一生懸命、大事に生きる必要がある

つくづくそう感じる