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ドラえもんは、漫画のなかで、数々の名言を残している。
中でも私が好きな名言は
例えその先に困難があろうとも、あきらめずに立ち向かう事が、
自分を成長させる。
と言う事を、ドラえもん(藤子F不二夫先生)は、のび太(読者)に伝えたかったのであろう。
話は変わるが、
先日、取引先に行く途中時間が少しあったので、公園の駐車場の木陰の下に車を停めて休憩をしていた。
その駐車場の隅の方で、少年(たぶん15~16歳位)3人組が、スケボーをしていた。
しばらくその様子を見ていると、3人のうち1人(仮にAくん)は、他の2人(仮にBくん・Cくん)よりは少しうまい様だ。
うまいと言っても、ボードに乗れて、高さはないがオーリーが出来る程度。
オーリーとは、ボードごとジャンプする、スケボー技の基本中の基本
Bくん・Cくんは、滑れはするがオーリーはまだ出来ないといった感じで、
必死にオーリーの練習をしている。
何れにしても、3人に驚くほどの差はないといった感じに見受けられた。
私は、エアコンの効いた車内で、ケータイのメールをチェックしたりニュースを見たりして、たまに3人の様子に目を移しながら、取引先へ行く約束の時間まで暇を潰した。
それから30分位して、また3人に目を移すと、
Bくんは疲れたのか、地べたに座り込みケータイをいじりだした。
Aくんは、たまにCくんにアドバイスはするが、気ままにやっているといった感じ。
Cくんはと言うと、止まった状態でただひたすらオーリーの練習している。
そんな3人を横目に、私は取引先へと向かった。
それから約3時間。
取引先での仕事を終え、来た道を戻り、さっきの公園にさしかかった。
私は、トイレに行きたかったので、その公園の駐車場に車を停めてトイレに向かった。
駐車場の隅の方に目をやると、先ほどの少年たちが、まだスケボーをやっている。
私は思わず、
「若いっていいなぁ。俺だったら、次の日筋肉痛で動けなくなる。」
とつぶやいていた。
トイレで用を足した私は、そそくさと車に乗り込もうとしたその時、
「ヤッタァァァァーーー!」
「出来たぁぁぁぁーーー!」
少年達の方を見ると、Cくんが右手拳を突き上げ嬉しそうにガッツポーズ。
近くにいたAくんは、拍手をしながら歩み寄り、「やったな!」と言って
ハイタッチ。
へたれこんでいたBくんは、「マジか!?」 といった感じで、どことなく悔しそうにみえた。
実は私も十数年前に、ほんの少しスケボーをかじった事があり、
初心者がオーリーを習得する難しさを知っているつもりだ。
不安定なボードに乗りジャンプするのだから、意外と体力も使う。
しりもちを付いたり、手の平や肘・膝を擦りむいたりと、
怪我に対しての恐怖。
ホントに出来る様になるだろうかと言う不安。
そして、私は途中で諦め最後まで出来なかった。
しかし彼は諦める事なく、怪我を恐れず、そうした数々の困難を乗り越えて、オーリーをマスターしたのだ。
そこで私は、冒頭に述べたドラえもんの名言を思い出した。
彼の腕には、恐らく転んだ時に出来たであろう擦り傷が痛々しかった。
だが、その傷も彼にとっては勲章だろう。
私もあの時諦めずに続けていれば、やり遂げた事が自信になり、
人生においても、もっと違った光景が見れたかも知れない。
たかがスケボーの技が出来るか出来ないかで、そんな大げさなと思うかも知れない。
だが、
しかし、
「流れさった時間は二度とかえってこないんだ。」
そして、
日常どこにでもある出来事だが、注意深く観察してみると、色々な気付き
や教え があるものだと、親子ほども年の差のある少年達に改めて教えられた。
そんな気がする一日だった。
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