さすらいPAINTER~ジローの日記 さすらいPAINTER~ジローの日記


ジブリ映画『風立ちぬ』が、興行収益100億円をこえたらしい。


もちろん、観ていない。たぶん、この先も観ることはないだろう。


だって、「ラピュタ」も、冒頭のシーン以外、通して観たことないし、


ちゃんと通して観たことがあるのが、


「トトロ」と「ナウシカ」「火垂の墓」くらいかな?ジブリ映画で観たことあるのは。


なんか、駄目なんだな。アレルギー。。。


それでも、子供のころは、「ハイジ」から始まって、アニメーター宮崎さんの関わる作品は、散々観て育ってきた。


それは間違いない。


でも、ナウシカが公開された頃だったか、ちょうど思春期ど真ん中、なぜかジブリ作品反抗期が始まり、それは、いまだに、直らない。


どう罵られようが、なぜかしら、あの特有のキャラクターと、セリフの言い回しと、さらにチョイスされた声優の声を聞くたびに、


背筋が寒くなって仕方ないのだ。


まあ、そういうわけで、長いことジブリ王国非国民なのだけど、


数年前、雇われぺインターの仕事が、色々うまくいかなくなって、精神的にもドン詰まりになったとき、


思い切って環境を変えようと、


つたないつてを頼って、東京の某市に、逃れるように住むようになって、


とりあえず、バイトを探そうと、求人広告を探した中で見つけたのが、多摩霊園の墓守とジブリ美術館の清掃の仕事だった。


多少のんびり働けそうな点と給与で、多摩霊園の墓守は魅力的だったのだが、


美術館の清掃のほうも、気になって仕方なかった。


嫌いなのに・・・・。


そんなとき、ふと思い出したのが、雇われぺインターをやっていたときに、古着店で、年下の担当社員だった、チャラ男の言っていた一言だった。



「ジローさん、やっぱ人間、勝ち組につかなきゃ、何をやってもだめですよ。駄目な奴につくと、自分もだめになっていく・・・・」


その時、ぼくは、内心反発したけれど、そんな世当たり上手な彼の軽薄な信条を、ちょっと揶揄気味に、または挑発気味に証明してもらおうかとw


ひねくれた、いたずら心なんかが湧いてきて、


それじゃ、いっちょ、その世界の勝ち組といわれる連中に触れてみてやろうという気になったのだ。


まぁ、ほんとうに当時は、気持ちが荒みきっていた。


そうして、ぼくは、三鷹のジブリ美術館で、清掃員として働くことになり・・・


さて、長くなりそうなので、続きは明日。