井上社長の第二利益主義についての意見に想うこと
確かに文字通りに取ると矛盾した考えと思う方もいると思います。
利益を否定しているのでなく私なりに理解してるのは義を建前にするか、利を建前にするかだと思います
あの二宮金次郎がカゴを背負って読んでた本(大学)に「徳は元なり、財は末なり。」と書かれています
また董中舒(とうちゅうじょ)と言う碩学のたてた原則があります、
それは、「君子は其の誼を明らかにして其の利を計らず、其の道を明らかにして其の功を謀らず」
これはけして功利を否定している訳でなくどれを中心に置くか、道義を建前にすれば功利は其の中に入る功利を建前にすれば道義は逃げて行く、利己主義は利口な様で意外に行き詰まてしまうものです。
私の尊敬する歴史上の人物で幕末の備中松山藩の家老、財政破綻寸前の藩を再建した山田方谷と言う人物が第二利益主義を的確に説明した理財論があります。以下簡単に抜粋。
[天下の事は事の外に立つ事が大切で、事の内に屈してはならない、事の外にたつとは、綱紀を整え政令を明らかにし治国の大方針を確立し綱紀を整える事である。事の内に屈するとは、目先の赤字減らしばかりに振り回されて全貌を見渡す事が出来ず小手先ばかりの方策になる。
しかし納得しない人はこう言います。
「事の外に立つ事は分かりますが、しかしここまで貧乏にになった我が藩は生活に苦しんでおり綱紀を整え、政令を明らかにする前に餓死が迫り、結局目の前の赤字減らしをする他方法しかないのです、それでも事の上に立つとおっしゃるのは全く間の抜けた話じゃありませんか。」
そこで方谷は答える、
[義と利の分別が大切です、綱紀を整え政令を明らかにするのが義です。餓死を逃れようとするのは利です、義と利の分別を明らかにすれば必ず守る道が定まり餓死など気になりません、何故なら義を明らかにすれば利も必ずそれに伴ってやってくるからでです。
しかし、どうしても納得しないなら目先の赤字減らしを行って数十年なろうとしてるのに一向に豊かにならず益々貧乏になるのはどう言う事だろう]と方谷は銭勘定にも義を通さないといけないと教えてます。
理財論から自分なりに学び取れた事は、
目の前の大地にどう言う森をつくるかが大切で、今日儲ける木があればそれを植える、明日儲けるきがあれば又別の木を植える、その山に合う木なのかを無視し利ばかり追いかけると結果的に会社のと言う森は荒廃するんではないでしょうか。
長々な文になりましたが、ぜひ一度山田方谷の理財論をお読みください。


