本澤二郎の「日本の風景」(5183)

<歴史の改ざん捏造は日本でも常態化>

考えてみると、人間は「無知の塊」と言ってもいいのではないか。自身を振り返ってみると、永田町という小さな政治の世界の様子を知っていても、それ以外のことは大分怪しい。あるいは日本軍の中国侵略については、自分の足で大陸の奥深く?歩いた経験から、概ね理解できる。石原慎太郎など右翼は中国を知らない。勝手な言い分を信じる無知な国民も少なくない。

 

数年前から房総半島のごみ溜め化の中に、核汚染ごみや水俣病を連想させるような水銀汚排水垂れ流しという、常識では理解できない事態が起きていることを、否応なしに学ばされている。こうした大地・水・空気など地球を破壊する行為が、やくざ暴力団によって強行されていることも分かってきた。

 

また最近になって新聞テレビ界において、いくつかの報道してはならないという、許されざる掟の存在を知って驚愕させられている。日航機123便墜落事故を追究し、報道を禁じていたという、なんとも恐ろしい恐ろしい「言論の自由のない日本」であることも、当事者から指摘され、所属する「日本記者クラブ」の闇を突き付けられた。被害者は主権者である日本国民である。

 

情けないことに筆者の次男は、東芝病院で命を奪われた。反省も謝罪もしない東芝を刑事告訴したが、なんとなんと東京地検の検事・松本朗は不起訴にした。検察審査会にも訴えたが、駄目だった。法治が機能していない日本に愕然とさせられている。

またやくざ暴力団の富津市生まれの浜名に強姦され、性奴隷を強いられたK・T子さんが、逃げ出そうとしたものの、恐ろしい脅しに屈して突発性大動脈りゅう破裂で即死した「木更津レイプ殺人事件」を、千葉県警木更津署に告発したが、担当の刑事2課長と係長が告発状を突っ返した来た。こんな不埒な犯罪に警察も手を染めているという現実に当惑している。

以上のことから、悪党が為政者になると、民主主義は全く機能しない。日本の政治も捜査当局も劣化してしまっている。歴史の改ざんは森友事件(安倍晋三内閣)に限らない。

 

<日航機123便だけではない>

たとえそうだとしても、520人の尊い命を奪った日航123便の真相は、具体的な事実の積み重ねによって明確に中曽根内閣、首相だった中曽根康弘の国家的犯罪だったことが判明した。

中曽根の側用人の渡辺恒雄も知っている。生きてる間に彼の口から真実を語らせる責任が、この国の主権者に課せられている。読売新聞社や日本テレビの道義的責任は重い。

 

日航123便のことを書いたら、東南アジアからメールが届いた。そこに佐宗邦皇という元日航社員の歴史家のことが紹介されていた。彼は「ワールドフォーラム」を主宰して、そこで日本の隠蔽改ざんされた史実を公開していた。結局のところ、彼は不審死している。アメリカの大統領選挙に出馬したロバートケネディJrは、コロナワクチン死世界一の医療関係業界の利権の闇を暴いたすごい環境弁護士で知られる。日本でも翻訳されているが、読んだ法律家は脱帽している。当然、彼は命を狙われるだろう。彼の大統領選出馬の理由ではないか。

出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない!この世は勇気を持つことが生きる術なのだ。筆者にさえも「要注意」のメッセージが飛び込んできている。袖ヶ浦市林・高谷地区住民も同様である。

 

<織田信長を討った明智光秀の理由は宗教戦争と佐宗邦皇>

本能寺の変で知られる明智光秀の織田信長殺害事件の背景を、佐宗は宗教戦争だと決めつける。織田のキリスト教容認に対して、神道と仏教の連合派の徳川家康の存在を指摘する。

確かに徳川のキリシタン征伐はひどかった。天草四郎時貞を思い出す。神道仏教派の徳川は、容赦なくキリスト者を弾圧した。日光東照宮にいくと、確かに神社と寺が共存している。

明治になると、神道の天皇を薩長連合が擁立し、廃仏毀釈運動によって寺院は破壊されていく。

 

織田信長のキリスト教容認の理由は、信仰以前に鉄砲製造にあった。同じく神道天皇を担いだ薩長連合は、討幕に向けて欧米の外国勢力の武器を使わねばならなかった。明治はキリスト教容認となる。侵略植民地政策は、まずは宗教流布が先行する。教育・福祉から住民を洗脳していく。日本の天皇の宗教・神道は、中身がないため鳥居に力点を置いている。

 

明治維新は、京都の天皇を、大阪や名古屋ではなく、最も遠方の徳川の牙城である江戸城に囲った。公家人脈を断つだけでなく、薩長支配の明治天皇づくりにも狂奔する伊藤博文。本来の跡継ぎを殺害して、長州の大室寅之助を明治天皇にした。

なるほど頷ける分析だ。大室寅之助を明治天皇にすることについて、郷土史家の鬼塚という人の分析をネットで見たことがある。長州の田布施だ。鹿児島の薩摩にも「田布施」が存在する。朝鮮半島からの渡来人の里で知られる。

 

<内務官僚・渡辺一太郎の伊勢神宮調査分析と符合>

先に紹介した元千葉県警本部長・自民党参院議員の渡辺一太郎の伊勢神宮調査から「天皇は朝鮮人」と指摘した史実と符合する。伊勢神宮は天皇家の墓所に違いない。

 

<神道は朝鮮半島史と大陸史が真実を明かす>

筆者は木更津市の片田舎で生まれた。小学校に入ると、隣席のK君の父親は半島出身者。父が亡くなると、母方の姓に変えた。いまは日本人として、成功して元気で頑張っている。

「日韓併合」も天皇のルーツからすると、事の善悪は別として意外性は少ない。岸信介や安倍晋三のルーツは、むろん半島であることも判っている。

 

大陸からも多くの人たちが、高い文化と共に半島に渡ってきている。大陸や半島から島国の日本に来ている日本人はかなりの数にのぼるだろう。とりわけ政治に手を出す人たちは、珍しくないのだが、そんな様子も最近になって知ったことである。

神道という占いレベルの宗教のルーツも、半島史や大陸史から正体を暴くことができる。

2024年6月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・やくざ暴力団追放国民会議)