腎臓内科は、よく電解質異常を扱う。


しかし、低Na血症は内分泌科疾患の除外が結構悩ましい。
なぜ、腎臓内科に多いのか。

それは、体液量の評価に長けているからなのかもしれない。

頚静脈をよく見ている。

45度の斜位で頚静脈の拍動が観察できる
1番上の所。胸骨上縁から垂直方向で測る。
     エコーを使うと簡単です。
4.5cm以下:正常
4.5cm~9cm:右心不全
9cm以上:両心不全

頚静脈怒張::頚静脈が拍動しないで膨張しベタッ
と頚に張り付いている様な状態で動かない。
タンポ 緊張性気胸 肺塞栓   言葉を区別しよう!
カリウム自体は比較的電解質異常としてはとっつきやすい。
しかし、命に関わることが、
他科での診療を経験する頻度を下げているのだろう。

高Kの治療はまた別記にて 救急の分野なのかもしれない。


尿のK排泄で分類する
□尿K排泄低下、TTKG<7
  ■腎不全
  ■副腎機能不全、低アルドステロン症
■高K性尿細管アシドーシス
■集合管Naチャネル異常
■薬剤
K保持性利尿薬、ACE阻害薬、ARB、β-blocker、NSAIDs、シクロスポリン、
タクロリムス、ST合剤、ジギタリス、メシル酸ナファモスタット、ヘパリン等
□尿K排泄低下なし
■K摂取過多(代用塩 K製剤 経腸栄養 K含有輸液 
■輸血(RCC 2単位中にはKが6mEq含まれている)
  ■細胞シフト アシドーシス 高血糖 高K性周期性四肢麻痺
  ■アミノ酸製剤
  ■ジゴキシン・サクシニルコリン
  ■組織崩壊
(横紋筋融解症、挫滅、熱傷、消化管出血、化学療法、激しい運動、血管内溶血)
色々な分野で

ステロイドを使うことがある。

Hospitalistとしてのシニアとしては、

入院患者のマネージメントからみた、ステロイドについて忘れてはいかんかなと。

副作用の時系列
開始当日から・不眠、鬱、精神高揚、食欲亢進
数日後から・血圧上昇、Na貯留 、浮腫
2~3週間後から・副腎抑制、血糖上昇、コレステロール上昇、創傷治癒遅延、ステロイド潰瘍
1ヶ月後から・易感染性、中心性肥満、多毛、座瘡、無月経
1ヶ月以上後から・紫斑、皮膚線条、ステロイド筋症
長期的に・無菌性骨壊死、骨粗鬆症、圧迫骨折、白内障、緑内障


投与はじめに、夜寝れるか、気分の変調はないのか。

何を気をつけて、その患者さんをマネージメントするのか。

日々考えます