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先日ご紹介した先行的腎移植PEKTはいつするのがいいのかについて触れたいと思います
PEKTとは透析療法を開始する前の腎不全状態で腎移植を行うことです
なので、透析療法が必要となる時期あたりにPEKTをするのが一般的です
通常、透析治療を開始するのは腎機能の指標であるeGFRが10以下なので、PEKTもeGFR10以下で、腎不全によるつらい症状:尿毒症症状が出る前が理想だと思います
早くやっちゃえばいいんじゃないと思う方もいるかもしれませんね
でも、PEKTの施行時期が早ければ予後が良くなるわけではないので、早すぎず遅すぎない上記の時期がいいと考えられています
Akkina SK,et al.Am J Transplant.2008;8:2071-6
ただ、透析と同様、eGFRが10以上でも尿毒症や体に余分な水分が溜まってどうしようもない時などは例外です
ちなみに、日本のPEKTは平均eGFR8.4で施行されています
透析を開始する時期のeGFRが6.5なので、まあそれくらいかなと納得いただけるのではないでしょうか
まあ・・・・・・実際はドナーが手術できる時期やレシピエントの体調などで変わりますので、一概には言えないというのが実情ですが
日高病院腎臓病教室youtube
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2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
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