*CKD相談室*

「CKDと医療について」


Q.

かかりつけのお医者さんで検査をして蛋白尿がでました。心配ないというのですがCKDではないかと不安です。


A.


まずは、翌月も尿検査をなさってみてください。


もし、微量でも蛋白尿がでているようでしたら、ぜひとも、腎臓内科医の診察を受けてみて下さい。


全てのお医者さんが、CKDの検査や治療をなさっているわけではありません。


ご面倒でもそのようになさってください。



静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来
です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDと医療について」
Q4.末期腎不全というのはあまり聞いたことがありません。どのような治療をするのですか?



末期腎不全というのは、腎臓が機能していない状態だとお考え下さい。


腎臓というのは、体内の血液にある不要なもの(老廃物)を濾過していて、その老廃物はおしっことして体外に出ます。その腎臓が機能していないと、老廃物が体の中に溜まり、生命を維持できません。

そこで必要なのが、腎臓の移植透析治療です。


腎臓移植というのは、他人の腎臓をご自身の体に移植することです。


透析治療というのは、血液を一旦体外に出して、器械の力できれいにして体内に戻す治療で、週3回、1回4時間の治療となることが多いです。



静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDと医療について」
Q3.私の町のお医者さんもCKDの治療ができるでしょうか?


「もちろんできます」と言いたいところですが、CKDについては、全てのお医者さんが熟知しているわけではありません。


CKDの専門家は腎臓内科医ですが、日本全国に腎臓内科専門医は3000人弱しかおりません。(2008年6月現在)

それに対して、CKD患者の数は推定で400万人はいると言われていますので、腎臓内科医が不足していることは明らかです。

そこで、腎臓内科医が中心となって、医師の皆さんにもCKD対策の重要性を啓発し、協力しあってCKD対策に取り組むための体制作りをしています。




静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDと医療について」
Q2.CKDは治療できるのですか?


以前から、腎臓の機能の悪化を食い止めることは可能でしたが「改善ができる」と言い切れない状態でした。


しかし、昨今は、研究成果に基づく治療法が進歩して「CKDには治療法がある」ことが明確になってきました。




静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDと医療について」
Q1.CKD対策がなぜ重要だといわれているのですか


世界的に末期腎不全の患者数が増え続けています。

また、あなたも心血管疾患(脳梗塞や心筋梗塞など)が増えていることを、身近に感じていらっしゃると思います。


どの国も国民の健康維持をしたいわけですが、これらのように増え続ける病気は、医療費の増大という課題にもなっています。


これらの病気の危険因子として、腎機能低下が重要で、腎機能が悪ければ悪いほど(CKDが進むほど)、心血管疾患になりやすかったり、末期腎不全になりやすいということがわかってきたからです。



静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDの基本的なこと」
Q3.日本や世界でCKD患者は多いのですか?少ないのですか?



CKD患者の数は推定ですが400万人はいるといわれています。


CKDになっている方は、末期腎不全の高危険度群にいえますが、末期腎不全の患者数は、日本でも世界でも増加し続けています。


世界中では、1990年~2010年で、42万人から210万人に増えると予測されているそうです。


日本は、もっとも透析患者さんが人口に占める割合がもっとも多い国の1つで、世界の7分の1の患者さんは日本人になるのではともいわれています。


日本では透析治療を受けている方々は25万人を超え、毎年、1万人増えています。



静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDの基本的なこと」
Q2.CKDという病態になると、どのような危険性があるのですか?



簡単にいうと、CKD患者は、末期腎不全心臓血管疾患の予備軍だといえます。


CKDという病態になると、末期腎不全の高危険度群にいるといえます。

腎不全とは腎臓の機能がなくなってしまうことですから、腎臓の移植や、透析治療が必要になってきます。

それから、はっきりした繋がりは不明ですが、CKDは心臓血管疾患の高危険度群になります。

心血管疾患というのは、脳梗塞心筋梗塞など、よく知られているものです。

静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

*CKD相談室*

「CKDの基本的なこと」
Q1.CKDとは何ですか?


CKDとは、Chronic Kidney Diseaseの略で、日本語では「慢性腎臓病」と略されます。
病態あるいは症候(群)というべきものだとお考え下さい。

症候群というのは、いろいろな原因で起きているが、1つの症状を示すもののことです。
よく知られているのはメタボリック症候群ですが、あなたがCKDになっているとすると、あなたにとって大変好ましくない体の状態であるといえます。


CKDの定義ですが、次の1)か2)の状態をいいます。


1)構造的あるいは機能的異常が3ヶ月異常持続する腎障害(腎機能は問わない)
a.腎の病理学的な異常
b.血液あるいは尿の検査値以上
c.画像検査による腎の形態異常


2)腎臓の機能低下(糸球体濾過量<60mL/min/1.73m2)が3ヶ月以上持続する場合(腎障害の有無は問わない)


また、CKDは、その症状によって、ステージ1(もっとも軽い)からステージ5(もっとも重い)まで分類されています。


静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。
ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^


-腎臓が、ドロドロ血で目が詰まってしまった網のようになるとどうなるのでしょうか?

(大下先生)
腎臓の機能を果たしている、糸球体が、どんどんつぶれていきますよね。
腎臓の働きがどんどん悪くなります。


-そうなると?


(大下先生)
体内の余分な水分や塩分が、体外に出て行かない状態に。
出て行かないから、高血圧に。


-高血圧になると、腎臓に、また負担がかかるんでしたよね。


(大下先生)
そうです。
それで、また腎臓に負担がかかって・・・・。
高血圧をまた助長して・・・
さらにまた高血圧が腎臓にも悪さして・・・・。


-悪循環のスパイラルに入ってしまってますね。


(大下先生)
そうです。そうなっていく可能性があるということです。


-腎臓が悪くなると、悪いスパイラルの入口に立っている感じなのですね。


(大下先生)
ある意味そうですね。
いろんな病気がそうやって、全部影響してきますよね。
血液が、きれいにならないので、悪くなる一方です。


-悪くなった糸球体(腎臓の機能を果たすもの)は元にもどるのですか?


(大下先生)
つぶれてしまった糸球体は、なかなか治す事ができないですね。
つぶれないように、高血圧、糖尿病をコントロールすることが必要ですね。


-大事にしないといけないですね。


(大下先生)
はい。ですから、日々の生活を気を付けていただきたいですね。


つづく・・・・・


静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^

第7話 高脂血症編 ~高脂血症&メタボリック!すごい組み合わせ!

(1)高脂血症の血ってどうやって血管を回ってる?

-お酒のお話ででてきた高脂血症ですが。
高脂血症って言うくらいだから、高い脂の血液なんですね。


(大下先生)
高い脂の血液。うーん。そんなイメージでも結構ですよ。
他にはイメージありますか?


-単純に、そんな血液は、キレイに流れそうにはないですよね。

(大下先生)
あはは。そうですね。


-血がサラサラしてなさそうな名前です。

(大下先生)
まさにその通りなんですよ。
サラサラなトマトジュースを網で濾している所と、ドロドロのシチューを網で濾している所を想像してください。


-あ・・・もうイヤな感じが(苦笑

(大下先生)
網が腎臓で、トマトジュースやシチューが血液です。


-やっぱり・・・その話しなのですね・・・(笑)

(大下先生)
すごく簡単に言うと、そういうことです。


-高脂血症の血がシチューですよね・・・ドロドロの。

(大下先生)
目詰まりしそうですね。
そうするとフィルター(腎臓)が壊れていくんですよ。



つづく・・・・・

静岡共立クリニック 腎臓内科外来です。ホームページはこちらにどうぞ!

ちょっとめずらしい腎臓内科専門外来 です。
腎臓内科に長年従事してきた医師が診察をしています^^