高床とゲル

高床とゲル

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人類学者が語る、今こそ「アニミズム」。

西洋二元論を基本にしてきた近代以降の現状に対して、アニミズムの価値観や世界観に希望を見出そうとする一冊。

フィールドワークを重ねた人類学者が自身の考察を現代、未来の人類に生かそうとする。

学問の魅力をやさしく堪能出来る。

正邪、敵味方、進歩と退化、自然と人間などなど、二元的に価値観を置き、

進歩史観を、確かにポストモダンによって瓦解した進歩史観だったが、まだ、どこかで引きずっている現代。

それに対して、動的、静的アニミズムや人間と非人間の交流、交換を基盤とする世界図を描き出すアニミズムを語る。

いくつかの中心が共存しながら、交錯し合うあり方につながりあう世界を見出そうとする知恵が溢れている。

この本は、「アニミズム」の基本から書き始められ、宮崎アニメの世界観やポケモン、マリオ

さらにAIとのつき合い方の中で現代に生きるアニミズムを例証しながら、その可能性を探る。

うん、そうだよなと、こういう多様さがあるよなと思えると同時に、

ここで、視線を変えるんだという契機を与えてくれる。

ただ、もう一方で、アニミズム的なものを反転させて使用することや人にも注意したいよなとも思えた。