「自分の常識が世の常識とは限らない」

そんなフレーズを先日耳にしてた。

少なくとも数回は見聞きしたような言い回しに、普段ならスルーところ、何故か心に刺さっていた。



コロナ災を避けるため、ここ数ヶ月は3キロほど歩いて通勤。ただこの2週間ほどは、朝から危険を感じるような暑さ、しかもマスクをしながらともなると、歩くスピードが上がらないと言うよりも上げると危険な気がして、ゆっくりと周りを景色に目を配りながら歩いた。



都のシンボルであるイチョウ並木を横目にしながら歩くと

おそらく私と同じような思いで歩いて通勤していると思わせる同世代の方いた。

腕を捲ったワイシャツ、スラックス、革靴に流行りのごっついリュックまでなら、さして気にならないが、

さらに水色のゴム手袋と大きなゴミ袋。一瞬にして目が移る。

よく見ると、植え込みや歩道のゴミ袋を片手にゴミを歩きながら拾っているようだ。



普段なら、一暼して通り過ぎるところをなんとなしに声をかけてみた。学校の講義で使いたいらしいが、

ご本人は少し楽しそう。

なんの講義か気にはなったが、

こっちも時間もなく、暑いので気をつけてと声だけかけて立ち去った。



結局何も知れなかったが、出社した会社の誰もいないエレベーター内に、小さな付箋が落ちていた。

それをなんの躊躇もなくすんなりと拾った。

普段も拾うかもしれないが、多分一瞬考えてから拾っていた分

今日はなんだか少しだけ気分が良い。