8月17日、
僕はフィリピンについた。
やることがないといえば、嘘になるが、フィリピンについた。
9月4日まで、
長いようで短いフィリピン旅行の始まりだ。
当日、
私の胸はただただ緊張と不安とワクワクで高鳴っていた。
嫌われるかもしれない。
でも、会わないとなにも始まらない。
そんな思いで、
私はフィリピンに到着した。
彼がどこかで私を待っているはずだ。
急いで税関を抜ける。
すごい人ごみの中、どこかにいるはずの彼を探す。
ウェイティングエリアにいる。
黄色いシャツを着た彼を探す。
でも、いくら探しても彼はいない。
こんな人ごみの中、簡単に見つかるはずないのだ。
ペソの持っていない僕は連絡する手段もなく、もう少しだけもう少しだけ、彼を探す。
そのとき、
遠くで、
黄色いシャツを着た男の人が全力で手を振ってる姿が見えた。
彼だ。
絶対にそうだ。
鼓動が早くなる。スーツケースをもって走る走る。
彼の元にたどり着き、
ぎこちなく手を握る。
すると、彼は、
チョコケーキをくれた。
そこには、
I love you.
そう記されていた。
もう一度、僕は恋に落ちた。
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