以前勤めていたお店のコが
今自分が勤めているお店に来てくれた
何の前振りもなく来るから
しかも突然うしろから声をかけて来るから
ビックリした
ずっとビックリした顔してたけど
ビックリしたのは、ほんの一瞬
本当はとても嬉しかった、会いたかった。
そのコとは一年程前まで同じ店で働いていた
店長と学生バイトの関係、ただそれだけ。
君以外のアルバイト達の方が自分になついていたかも知れないね。
去年の9月突然の異動通知
しかも異動までの猶予期間たった2週間
サラリーマン店長である自分…。
「異動を撤回させるために署名を集めよう」
そんなことを言ってくれるコもいた
嬉しすぎて涙が出そうだった
おじさんの泣き顔は見せられない…てゆーか見れたもんじゃない笑。
『あのコにも異動の件言っておかないとな』
普通に「あっそうですか」で済まされるだろうと思っていたのに
君が一番「イヤだイヤだ」と言っていた
そりゃあもうしつこいくらい…
過去に例を見ないくらい「イヤだイヤだ」としつこく…笑
根負けした俺は
「一年したらまた異動で戻って来るから待っていて」
嘘をついた
「本当に?」
「本当だよ」
嘘に念を押した
異動をして早一年
戻るどころか転職までしている自分
ずっと心残りだった
謝りに行かなきゃと思っていたのに
君の方から来てくれた
「元気だった?」「はい」
「怒ってる?」「ふふ…」
「ごめんね嘘ついて」