入場してからスタートするまでのざわつきが好きだった。
まだかなまだかなって思いながらケータイを弄ったり、一緒に行った友達と話したりして待ってる時間が好きだった。
会場が暗転してオープニングのSEが流れて、周りの人たちの絶叫や手拍子に合わせて自分の鼓動も速まってた。
とっても気持ち良くて最高の時間だった。
ライブってものは自分にとって特別なもので、その日のために色々我慢したり嫌な勉強だって頑張れてた気がする。
田舎の高校生の自分には、楽しみってそれくらいしかなくて何よりも尊いものだと感じてた。
気がつけば自分もバンドを始めて、ライブをするようになっていた。
特別だった物が日常って物に変わっていった気がする。
もちろん今でもライブは好きです。見るのもやるのも大好きです。
でも気づかないうちに感動ってものは薄れていって当たり前になってたりする。
当たり前だった好きなミュージシャンのライブや人で溢れるライブハウスってものが今は遠い存在で、手の届かない所にあるよね。
でもこれって離れてみて初めて感じられることじゃないですか?
もちろんこれは今の環境ってものが一番影響してるんだけど、それだけじゃなくて各々の考え方や捉え方の方が大きいんじゃないかなって思ってる。
自分の好きなことに対して本気でぶつかったほうが良いと思うよ。
難しいことだと思う、俺もそうだけど。
また元に戻ったら思いっきり遊びましょう。
