F3BR開発の裏側
既存ブランドのBR全てがF3BR規格で生産が開始された昨今。 その裏に・・・ナクシャトラ=エイジェンの陰が見え隠れしているのを感じる。 何せ、このF3BRを開発するにあたっての肝となる“フィア装甲”と“CISフレーム”の2つ。 それらの雛型となるものはナクシャトラ=エイジェンから提供されたものだからだ。 “フィア装甲”の雛型は“ニュード・フィクセーション技術”を確立したヤツとの取り引きを通じてベンノが実物の製造に成功した。 それがヤーデである。 そして“CISフレーム”の雛型。 これはナクシャトラではく、エイジェンからベンノに提供されたものだ。 これはBBヒストリカ2において、身分を隠匿したエイジェンから依頼を受けたシェスティン・ヴァイルが“ZEINA”誕生に成功したそのお礼として提供されたデータにあった。 そのデータを用いて、ツェーブラとネイレースの内部フレームをこの“CISフレーム”の雛型に換装した結果、軽量化を果たすことができたわけだ。 シェアの低迷を挽回したいベンノには、たとえ現生地球生命体の根絶を掲げる悪魔との取引であっても利用しようと言う思惑があったのだろう。 だが、ナクシャトラ=エイジェンの思惑は同業他社よりもっと一手二手先を行っている。 ヤーデで開発に成功した“フィア装甲”の雛型は、開発させたナクシャトラ=エイジェン側にももたらされており、その結果があのハイバランスBRであるE.D.G.θとディスカス・エヴォルである。 そして、あの雛型自体にも“フィア装甲”と同じ、または類似した効能があったと思われる。 だが、この2機種にはベンノ2ブランドに採用された“CISフレーム”の雛型は使用されていないように見える。 それかまたは・・・“CISフレーム”の特性である各部位のNDの出力向上がこの雛型にも存在していて、それを活用して機体の性能を向上させ、さらに“フィア装甲”の雛形との組み合わせをも活用して機体の装甲とフレームそのものの剛性を上げて、若干ではあるが軽量化もしていたのかもしれない。 事実、この2機種は同ブランド内の他3機種と比べて軽めでスペックも高性能である。 ここから察するに、“F3BR”構想に関してもナクシャトラは既に考え付いていたのだろう。 いや、下手をすれば、あのダミー企業の母体であるエイジェンでは既に実用化していた可能性がある。 エイジェンが繰り出してくる魔改造BR。 これらは通常機と比べて圧倒的な装甲強度を持っている。 装甲以外の他のスペックが不明なので他については予想しかできないが、おそらく、他のスペックも“CISフレーム”と“フィア装甲”の2つの雛型と、ヤツらしか運用していない“アルタードニュード・ドライヴ”の恩恵もあって格段に向上しているはずだ。 特機である“ZERA”の夜叉・零と“ZEINA”のB.U.Z.スティグマは言うまでもないだろう。 しかし、ここで疑問になってくるのは「何の目的があって、それだけのオーバーテクノロジーを敵である連合側に渡したのか」だ。 自分たちの優位性を崩しかねない行為だ。 全く利点がない。 それで、オレが思う一番考えられる理由が、手数の問題だと思う。 つまりは、保有している魔改造BRの数だ。 ヤツらが所有する魔改造BRの数が多いとは思えない。 おまけに、搭乗する強化機兵の数も多いとも思えないが、これは置いておこう、ここでは関係ないからね。 で、話を戻して。 ヤツらの主力はドローンだ。 魔改造BRは、それら前衛のドローンとは別の機動遊撃戦力として運用されている。 ヤツらが魔改造BRを主力に据えないのも、通常BRと全く異なる魔改造BR故だからなのだろう。 “アルタードニュード・ドライヴ”と“CISフレーム”、“フィア装甲”の2つの雛型。 “アルタードニュード・ドライヴ”以外、“F3BR”登場前にはヤツらしか持っていないものだ。 ナクシャトラの生産能力にも限界あるだろうし、何より、エイジェンは「地球の敵」とさえ言えるテロ集団だ、大っぴらに魔改造BRを生産するための工場を構えることなど不可能だ。 ナクシャトラ系のBRをなるべく無傷で撃墜してパイロットを棄てるか強化機兵の材料として捕えた後、自分たちの秘密基地に持ち帰って魔改造を施したり修理用のパーツ取りに使ったりしているのかもしれない。 だが、正規部品を使って整備していない以上、これでは機体の稼働に支障が出る。 どっかの元赤肩隊員ではないが「当てにならねぇ部品が、ざっと50以上はある(冷や汗」って状態になる。 だから戦力を補充しやすくするためにも、“F3BR”を普及させて数を増やさせることが目的だったのかもしれない。 要するに兵站の問題もあったということだ。 敵も味方も、同じ規格になったのなら、ナクシャトラからの正規品を補給した上での魔改造もあまり手間がかからなくなるし、鹵獲してバラしてからのフレームやら装甲などの部品の魔改造の手間もなくなる。 それに・・・エイジェンの連中が“F3BR”が普及したからと言って、優位性を喪うようなことになるとは思えない。 まだヤツらは切り札を幾つか持っているはずだ。 今後の対テロ戦で、新たな脅威として何を繰り出してくるか・・・。 んで、“F3BR”開発に関してだが、繋がりのあるベンノを中心に持っている情報をリークして開発を奨めさせたのだろう。 グライフは純粋な“F3BR”として誕生したが、どうもベンノの陰のスポンサーとも言えるナクシャトラ=エイジェンの陰が見え隠れしているように感じているのはそのせいかもしれない。 余談となるが、こうしてナクシャトラ=エイジェンが度々、敵対している人類側にテコ入れしてくるのは何故か? エイジェンの首魁と思われている“ドクター”と呼ばれる存在。 コイツが何を考えているのか・・・? まるで、戦いを通して人類を・・・いや“地球”そのものをニュードで汚染しつくすことを強引に推し進めているようにも見える。 その果てにあるのは・・・“地球”がニュードと言う異物を受け入れて、自分のものにすることではないかと思う。 つまりは、地球外産のニュードが、地球に一部としてあることが普通の世界を創造しようとしているのかもしれない。 そう、すべての人類が、すべての地球に生息する生命体が、ニュードに対する耐性を得ること・・・いや、ニュードがあって当たり前の生態系に改変することではないかと思う。 だが、それが果たされない場合・・・地球は死の星になるだろう。 その辺りを考えているのか・・・? とにかく、時系列が進まないことには話も見えない。 シモダ=サン、解禁何時ですか?