「ロングパイル人工芝とはどんなもの?」「特徴や施工方法は?」など、ロングパイル人工芝について詳しく知りたいという人も多いのではないでしょうか。

芝葉が長いロングパイル人工芝は、家庭用ではなく、サッカーやラグビー、野球などのプロスポーツ練習場で使われるものを指します。

そこで今回は、ロングパイル人工芝とはどんなものか、特徴や具体的な施工方法をわかりやすく解説します。

家庭用で芝葉が長めの人工芝を探している人も、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 ロングパイル人工芝の5つの特徴

 

 

ここでは、ロングパイル人工芝の特徴を紹介します。 

 

ロングパイル人工芝は芝葉が長いためクッション性が高いことが主な特徴です。 

 

  • クッション性が高い
  • 天然芝に似た見た目
  • 費用が高いことが多い
  • 熱をため込みやすい
  • アスファルトの上に施工することが多い

 

高い性能や外見の美しさだけではなく、用途や費用などについても詳しく見ていきましょう。

 

クッション性が高い

 

 

ロングパイル人工芝は、クッション性が高いのが大きな特徴です。

 

 芝葉と芝葉のあいだにゴムチップや砂などの充填剤が埋められているため、ふわふわとした天然芝のような踏み心地になります。

 

 ショートパイル人工芝のスポーツ練習場では、充填剤が埋め込まれていないため選手が怪我する可能性があります。 

 

しかしロングパイル人工芝の場合、高いクッション性で膝や腰への負担を軽減してくれるのが魅力です。 

 

野球やラグビーなどスライディングするスポーツでも、摩擦による怪我を防いでくれます。

 

天然芝に似た見た目

 

 

芝葉が長いほど天然芝に近く、リアルな見た目になります。

 

 芝葉が短いと密度が低くスカスカになり、どうしても人工的な外見に見えがちです。 

 

ロングパイル人工芝は、芝葉のあいだに埋め込まれた充填剤がしっかりと芝葉を立ち上げてくれます。

 

 天然芝の上を歩いているかのような踏み心地を長期間キープできるのも、ロングパイル人工芝のメリットでしょう。

 

費用が高いことが多い

 

 

ロングパイル人工芝の施工は費用が高くなることが多い点に注意しましょう。 

 

家庭用ではなく本格的なプロスポーツ練習場に設置するため、施工は非常に大掛かりなものになります。 

 

ショートパイルにくらべて使用するパイルの量が多いことはもちろん、施工範囲の広さや下地となるアスファルトの舗装、大量のゴムチップや砂の充填作業など、施工費用が高額になりやすいからです。 

 

さらに作業にも時間を要することから、その分の人件費なども含めて、総費用も高くなります。

 

熱をため込みやすい

 

 

ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックでできている人工芝は、熱をため込みやすいのが特徴です。 

 

特に夏場は50〜60度の高温になることが多いため、運動する前にはホースで打ち水をするなどの日差し対策をするとよいでしょう。 

 

そのほか水分補給をこまめにするなどして、熱中症にならないよう心がけることも大切です。

 

アスファルトの上に施工することが多い

 

 

おもにスポーツ練習場に使われるロングパイル人工芝は、アスファルトの上に敷くことがほとんどです。 

 

アスファルトは平坦で安定していることや水はけの良さ、下地としての強度の強さなど、本格的なスポーツ用の人工芝を敷くのに適しています。

 ロングパイル人工芝の施工方法

 

 

 

ロングパイル人工芝の施工は、ショートパイルより大掛かりで時間がかかります。

ここからは、ロングパイル人工芝をアスファルトに施工する方法を解説します。

 

  • アスファルトを舗装する
  • 人工芝を敷き、充填剤を撒く


詳しく見ていきましょう。

 

アスファルトを舗装する

 

 

人工芝を敷く前に、下地となるアスファルトを舗装する作業を行います。

 

 一般的な道路の舗装工事に近いものと考えると、イメージしやすいでしょう。

 

 平坦で安定した下地にするため、高精度な測量を行ってから、フォークリフトやトラクターなどでアスファルトを舗装していきます。 

 

このようにロングパイル人工芝は下地の舗装作業だけでも非常に丁寧な施工が欠かせません。

 

人工芝を敷き、充填剤を撒く

 

 

舗装したアスファルトの上に人工芝を敷き、充填剤を撒いていきます。 

 

人工芝を仮置きしたあと、ジョイントテープの位置を確認し、正確に人工芝を貼り付けることが大切です。 

 

このとき、長いパイルが巻き込まれないよう養生テープでおさえておきます。

 

 人工芝を敷き終えたら、充填剤をゆっくりと複数回に分けて芝葉のあいだに撒き、均等に埋め込まれているかチェックして完成です。

 

 

 

 まとめ

 

ロングパイル人工芝は、クッション性が高く膝や腰への負担を軽減してくれることから、本格的なスポーツ練習場に使われます。

大掛かりな施工や高額な費用などの理由で、家庭用に使われることはほとんどありません。

人工芝ドットコムでは、スポーツ用のロングパイル人工芝も受注生産が可能です。

納期2〜3ヶ月ほどで、サイズや芝丈の長さもオーダー可能となっております。

サッカー場などにロングパイル人工芝の施工を検討中でしたら、ぜひ人工芝ドットコムまでお気軽にご相談ください。