いきなりですが、怒ってます。

情けないというか、悲しいというか、自分は何してきたんだろうとか、、、、



その反面、怒ってるわりに  みかんは自分のことをどう理解しているのかという疑問と、ズル賢さとに感心したりもして。



とにかく!

約束を守らなかったみかんを叱った先ほど。

興奮したまま書いてる。

ゆうべと同じことで怒られたみかん。


見たいテレビがあるからと、眠いのを無理矢理頑張って起きてるならまだいい。

が、ゆうべはテレビを見てるのかと思いきやDSゲームを片手に手放さず夢中になってる。


「どちらかにしなさい!眠いのを堪えてないで寝なさい、疲れてるんでしょ?」といった。

みかんは、不平たらたら。

キツイ口調で言えばすぐに「ごめんなさい」とショボくれて布団に行く。

何故お母さんはいつも怒鳴らなきゃならないの?
何故優しく言ってるうちに、しかも疲れてるだろうから寝なさいというだけなのに文句を言い、怒鳴られるのを待ってるの?
お母さんは、怒鳴りたくなんかない!


そう、ゆうべ言ったばかり。


先ほどは、見たいテレビがあるというので番組を譲っていたらまたゲーム。

旦那に怒鳴られた。

「どっちにするんだ!」

みかんは、「はいはい、今ゲーム消してる(シャットダウン)してるとこ」と、言い訳ばかり。

台所で聞いていた私はみかんに「ゆうべと同じことだよね?何故約束守れないの?」と。

テレビ消してコッチ来なさい。


お母さんなんでそんなに怒るの?

ゆうべ言ったばかりだよね?

ごめんなさい、私が悪かったです。



そして私には原爆のごとく脳天に刺さったみかんは、の一言。


「そんなに怒るのは、私が知的障がい者だから?」



息が止まるかと思った。

頬っぺた張り飛ばしてやろうかと一瞬思った。


幼いころは確かに手をあげたこともあったけれどもうそんなことはしていない。


声はとてつもなく大きくはなったけれど。


そんなことに甘えてるのか!
障害があってもあなたは会話ができるし、約束も守れる!
守れない約束はひとつもさせたことはない!守れないのは障害のせいじゃない。
生活のルールなんだよ。
できることだから約束するんだよ!
障害なんかなくても約束を守れない人をバカって言うの!
あなたはバカじゃないでしょ!



みかんは、私の声の勢いに体を震わせてびくびくしていた。
反省ではなく、勢いに怯えていたのはもちろんわかってる。


もう怒鳴り声ではなく、話をした。
あなたが約束を守らなかったら、何度でも怒られる。
約束を守ればもう叱られないんだよ。



あれからまだ40分ほどしか経っていないけれど、みかんは風呂に入り、サッパリして出てきた。
みかんの声も態度ももう普段と変わらない。

私も旦那も変わらない。

知的障がいとは、己れをどのように思っているのか。

単純に成績のあがらない子が悩んでるというそんな類いの思考ではないのだろうけれど、わからない。


ひっぱたきたくなったけど

それはそれこそ私のエゴ。

育ててやったのに!になってしまう。

でも、、、、、


どうなんだろう。

だからといって、みかんは妹たちのように自活や結婚はできず、私と暮らしているのだ。


また同じことで叱られる日が遠からず来るだろう。

同じことの繰り返し。

こういうのを  切ないというのか。


だけど数年前までの私なら落ち込んでいただろうけれど、

たしかに今もあのセリフに一瞬心が真っ白
になったけれど、


変えようがないんだから、みかんは。


自分が変わるしかないのだ。


ありがたいことに妹は自活でき、もう一人は結婚が決まった。

そんな自分の周りの変化を楽しみに生きるしかない。

今夜も楽しくない記事になったなぁ。


でもこれがリアル。


書いてるうちに  これまた気が楽になってるのも事実。


部屋で笑ってるみかんの声が聞こえる。


ずっとこんなもんだ。

一緒に暮らすってことは、ね。