皆様にお知らせをさせていただきます。


このたび、平成3年10月の就任以来務めてきました塾長を4月末で退くことといたしました。

後任の塾長には教務長の澤田が就任いたします。


突然のことと思われるかもしれませんが、昨年中から澤田とは話し合いをしてきており、新しい年度への切り替えが無事に行われた今のタイミングでの交代となりました。


社内手続きや変更登記を4月中に済ませ、5月のお手紙で皆様には正式にお知らせをさせていただきます。

ただ、自分が直接教えている生徒や、このブログを読んで下さっている皆様には一足早くお知らせをしようという思いがありました。


20年を超える長い年月、大変多くの皆様に支えられてきました。いくら感謝してもしきれません。

本当にありがとうございます。



身近な人たちにも順次報告をしていますが、中には「早すぎる」と言って頂く方もあります。

そうかもしれません。

けれど、いつまでもやり続けることはできませんから、いつかは後進に道を譲ることになります。

塾にとって一番良いタイミングを考えた結果の決断です。


竹林は、古い竹をいつまでもそのままにしておくと新しい竹の子は生えてこないそうです。

古い竹を切ってやることで地下茎が刺激され、日当たりや風通しも良くなって、新たな竹の子が生えてくるのです。

そう思うと、20年は長いですね。

新しい竹の成長のために古い竹は切らなければならないと思います。


この20年で時代は大きく変わりました。

今の時代にあった子育てや教育を、自分自身の問題として考えられる人がリーダーシップをとっていくのがふさわしいと思います。



個人的なことで恐縮ですが、大変ありがたいことに、息子の就職が決まりました。

来年の春には、長女に続いて社会人になり、私たち夫婦の子育てはいよいよ終了となります。


思えば、自分の子供たちに与えたいと思える教育を実現することが、塾経営の大きなモチベーションになっていたと思います。


それが終わった今、子育て現役世代にバトンを渡します。


幸い、任せられる人たちが育ってきています。これからもどんどん成長すると思います。

これからは、その成長を支える立場での仕事をしていきます。


新体制になっても、どうぞ変わらぬご支援をよろしくお願いします。
















新年度が始まって、もうすぐ2週間。

年度がわりの忙しい日々を乗り越えて、ほっとしているこの頃です。


今年も多くの新入生の皆さんを迎えることができました。

どうぞよろしくお願いします。


でも、それと同時に、卒業生たちとの別れの季節でもあります。

新しい道への一歩を踏み出す皆さんの今後の活躍を祈っています。


大学生になる皆さんの中には、親元を離れて一人暮らしを始める人もあるでしょう。

実家暮らしとは大きく環境が変わりますから、楽しいことばかりではなく、寂しい思いをしたり、辛いことにも出合うかも知れません。

でも、がんばった自分に誇りを持って、しっかり胸を張って、自分の人生を作っていって欲しいと思います。



今年の大学入試はすばらしい結果を出しました。

京都大学を筆頭に、大阪大学3名、名古屋大学6名。これらは受験者に対する合格者がなんと100%です。

つまり、受験者全員が合格となりました。

みんながあこがれる旧帝大は、中途半端な勉強や小手先のテクニックだけで合格できるものではありません。

自分の目標に向かって真剣に取り組んだ、本物の努力の成果です。


何校舎もあるグループ塾が、何千人もの中から多くの合格者を出すのは当たり前です。

でも、人数は少なくても、一人一人に対応して、伸ばすことができれば、このように誇れる結果が出ます。

がんばった生徒の皆さんと、ともに戦った教師たち。どちらも本当にご苦労様でした。


他の皆さんも、それぞれのがんばった成果を出しました。

最終的な数はまだ出ていませんが、国公立、難関私立にかなりの生徒が合格しています。

もちろん全員が第一志望校合格というわけには行きません。

でも、自分のできることをやりきったという思いが持てる受験ができたなら、それは納得のいく結果でしょう。



一方、悔しい思いや、もっとがんばればよかったという後悔があるのも受験です。


しかし、本当に悔しければ来年もう一度挑戦するという選択が、大学受験にはあります。

受験は人生の縮図です。

常に勝利する人生はありません。

失敗から学んで成功することこそが大切です。


上記の結果の中には、悔しい思いをバネにして見事に勝利を勝ち取った人が複数人含まれています。

彼らには、これからの人生の中に、今回の経験がきっと生かされると思います。









先日NHKで、子供の叱り方についての番組を放映していました。

当たり前のことと言ってしまえばそれまでですが、ためになることもあるので、少し内容を紹介したいと思います。


子供を叱るときの3つのステップ・・・

①冷静になる

②子供の話を聞く

③改善の方法を考えさせる


録画したわけではなく、数日前のことで記憶もあいまいな部分がありますが、おおよそこんな内容でした。


確かに、親が子供を叱る時には、どうしても感情的になりますし、「こんなふうだからお前はだめなんだ。」なんて、本人の人格まで否定するようなことを言ってしまいがちです。

しかし、それは本人のために叱っているわけではなく、自分の思い通りにならない子供に怒っているだけです。


職場で問題になるパワハラも同じです。

親も上司も権力者です。子供や部下が自分の思い描く理想と違う行動をとれば、それにイライラしたり、ムカッとするのは当然です。

しかし、そこで机を叩いて怒鳴ったり、「バカ野郎」と叫ぶことで、子供や部下が成長するでしょうか。むしろ、萎縮したり、反発したり、ひどい時には心の傷になります。会社なら辞めることもできますが、子供を辞めることはできません。


このことは教師にとっても全く同じことが言えます。

特に、結果を出さなければならないというプレッシャーの中で仕事をする塾教師は、頭ではよくわかっていながらも、思い通りにならない子供たちについつい感情的に怒るという失敗をしがちなものです。


よく、「生徒を自分の子供だと思って、親の気持ちになって考え行動しろ。」と言いますが、これは一面の真理ではありながら、片方では上記のような間違いをする原因になります。

というのは、親の立場では、自分が子供のためにこんなにがんばっているのに、どうしてそれに応えないんだ。といった不満につながるからです。

教師は決して親ではありません。生徒のために最善を尽くすのはプロとして当たり前のことです。

それに応えない生徒にどう対応するのかは、親ではなくコーチの立場で、生徒のモチベーションを高める工夫やよりわかりやすく楽しい授業をするための努力をしなければなりません。

また、教師の力だけでは限界がありますから、親御さんの協力が必要になる場合もあります。

子供たちにとっては、家庭での親の言動が一番大きな影響を与えるからです。


子供ががんばる一番の原動力は、親や教師に認められることです。

がんばった時にチャンスを逃さずほめることがとても重要です。


逆に、やるべきことができなかったときには、まず、冷静に理由を聞くこと。

「どうしたの?何かあったの?」と聞いてやると、実は前日に体調が悪かったり、親に叱られたり、といった身体や心の問題が理由として出てくるかも知れません。それを聞かずに、一方的に怒鳴ったりすると、それだけで生徒との信頼関係を崩してしまうでしょう。

この先生は、自分のことを理解してくれない・・・と思ってしまいます。

生徒との信頼関係がなければ、何を言っても心に響かないでしょう。


逆に、こういった機会を、生徒と向き合って話すことができるチャンスだと捉えれば、感情的になる理由は一切なくなります。

生徒を伸ばすためには、教師の言うことを聞かせなければなりません。しかし、信頼できない相手の言うことなど素直に聞けるわけがありません。

信頼関係ができて、素直にアドバイスを聞く素地さえできれば、改善のための道筋を一緒に作っていくこともできるでしょう。


子供が、自分の行動が間違っていたことが理解できたら、次にどうするべきかを考えさせて、自分の言葉で約束をさせて下さい。それができれば大きな声で怒る必要は一切ありません。


大きな声で怒るのは、子供が危険なことをした時です。