赤西仁の11月12日発売のミニアルバムのジャケ写3種が公開された。
2種は裸体の上半身にランダムにプリントされたバーコード。
そして、手垢でも付いたかのような汚れ。
1種は逆光のシルエット。
同じバーコードプリントでも、オフィシャルサイトやTwitter、
宣材用?として出回っている座姿のものとは形態や雰囲気を異にしている。
違いは何か、、、
オフィシャルの左腕のみのバーコードと何もない右腕。
バーコードは商品の値段や本人確認のIDとして用いられ、
殆どの場合値段としてのイメージが強い。
写真集のタイトルであり、テーマである「PLAY HARD WORK HARD」
おそらく、左腕のバーコードは商品、芸能人としての自分、WORK HARDの部分。
右腕はプライベートの自分、PLAY HARDの部分。
公私を明確に分けた象徴として表現しているのではないかと推察される。
オールバックに綺麗に整えられたヘアスタイル。
それによって、ここ数年赤西仁にしては珍しく全面的に晒された美しく整った顔。
結婚指輪を強調したポージングが
芸能人である自分と私人としての自分を確立したバランスの上に成立した
赤西仁というアーティストを表現しているかのようだ。
対してジャケ写は裸というよりは、身を護ってくれるものはなく、
一人の人間としての自分はなく、商品としてだけ成立する自分。
消耗しボロボロになってしまったかのように感じる。
ハットや横向きで顔は見えず、ハットの下から覗くボサボサのロン毛の裾、
脇に描かれた「What Would Jesus Do?」が今の自分に問いかけ、
懊悩し、悲鳴を上げているようにも見える。
ギターのコードを押さえる左手の薬指。
Sお字のシッポと重なり、はっきり見えないが、指輪はしていないようだ。
薬指全体にバーコードが施され、その指にまつわる全ての事柄は
まるでアンタッチャブルのエリア。
侵してはならないと強調しているかのようだ。
全く対照的なバーコード。
アルバムの中から見えてくるのか、
それとも、かつて自分が身を置いていた過去の描画か。
当初からこのコンセプトだったのか。
それとも急遽変えたのかは分からないが、
おそらく退院後の激やせ時に撮影したものだろうが、
上海で見えた、ほっそりした顔からは想像できない鍛えられた腕。
衣装の深く開いた脇から見え隠れする肉付きのよさそうな体。
同じコンセプトでも雰囲気は異なるだろう。
おそらく鍛えられた肉体だと、単なるジャケ写の被写体として捉え、
違和感なく視覚を通過したかもしれないが、
この痩せた体だと、悲壮感と痛々しさを伴い、
浮いたあばらの一本一本、突出した骨の尖塔が視覚に突き刺さり、
別物の非肉体的幻影の叫びを脳の中に創造してしまう。