オーストラリアツーリング6日目 | Jinのきままなるツーリンング日記

Jinのきままなるツーリンング日記

2014年世界一周ツーリングをめざして切磋琢磨の日々を記録

今日も、朝、6時に目覚めた。本能的にこの時間になると起きてしまう。
疲れは、不思議とまったく感じていない。
これだけ、長時間の間、連日バイクに乗り続けたのは初めてだが、毎日、
バイクに乗れるのが楽しくて仕方がない。

スズキ650DRにも、すっかり慣れた。
このバイクは140km巡航でも全く平気なのだが、シドニーで手続きが非常
に厄介なので速度違反だけはしないでくださいと言われていたので、制限速
度110kmを少しオーバーして大体120km巡航で流している。
ただし、このバイクは制動力が低いので注意が必要だ。
急制動をかけても、なかなか止まってくれないので、何回かヒヤッとした。

今回のツーリングをしていて、不思議とバイクはあまり見かけない。
4WDでキャンピング車両を牽引している老夫妻が圧倒的にに多い感じがする。

だから、時速100km程度でゆっくりで走っている車がほとんどなので、
私のバイクは、車をどんどんと追い抜いていく。
といっても車の数は少なく、数分程度で一台前方に現れるといった感じで
ある。

さて、朝、永谷園のお茶漬けをご飯にかけてお茶漬けで朝食を済まし、
コーヒーを飲んでいつものようにパッキング。
パッキングも慣れてきて時間もそんなにかからなくなった。

宿泊地はダーウインに通じる大陸縦断道路から西へ、エアーズロック
のあるウルルに通じるハイウェイとの交差上のErldundaという所。

今回、宿泊はモーテルにした。こっちに来て、バーのホテル、テント泊、
キャビン、豪華地下ホテルと、様々なタイプの宿泊をしてきたが、モ
ーテルだけ経験してないので、あえてモーテルにしてみたのだ。

まあ、日本のビジネスホテルを少し広くした感じで、キャビンのように
キッチンの設備がない。


バイクを西に向けて発信させる。
太陽が日差しを強め、太陽を背中にして走行するので、前方が明るくて
走りやすい

ここから、エアーズロックのあるウルルまで250kmである。
120km巡航で、アクセルを一定にする。後方に相変わらず単調な
景色が延々と流れていく。

一時間あまり走ると、偽エアーズロックとも呼ばれる「マウントコナー」
が現れる。ここで休憩して写真を撮る。

そして2時間後、エアーズロックが前方に小さく見えてきた。近づく
につれその大きさが増してくる。

写真では、何度も見ている姿を、今、自分の肉眼で見ているのだと思うと
感慨深い気持ちになる。
赤茶けた独特の岩肌の色調が神々しい。

周りを一周して、エアーズロックの登山をするかどうか考えた。
この山はアボリジニの神聖な山であり、この山の石をもって帰った人
の4分の一は災難が起こって石の返却をするとか。

もちろん私はそんな話は信じないが、この岩に登るのは止めようと
思った。この岩は下から眺めて。その神々しさに感動すべき対象なん
だと思うからだ。

ウルルリゾートに戻り、今日の宿を探す。
ここは、はじめからキャンプ泊に決めていた。
ホテルは観光地だけあって高級ホテルが立ち並んでいるが、すごく高い
(らしい)。
キャンプ場のレセプションに行って、チェックインを済ませ、芝生の上に
テントを張り、準備が出来たところで、ビールと食料の買出しに行く。

バイクで数分の所にショッピングセンターがあって、スーパーマーケッ
トもある。
ところが、どこを探してもビールがない。
非常に困った。ビールがないキャンプ泊など、ありえない。

大体、この国ではスーパーにはビールが置いていない。
リキュールストアーという酒屋でしか、アルコールは買えない制度になって
いるみたいだ。

しかし、このウルルでは、リキュールショップは存在しないようで、しょうがな
いので高級ホテルのバーに行き、ビールを購入しようとした。

しかし、ウルルのに宿泊しているという証明書がないと売れないと言われたが、
キャンプ場で貰ったワッペンなど持ってくるはずもない。
ホテルのフロントにキャンプ場に電話してもらって、登録を確認してもらい
証明カードを発行してもらって、やっとビールを調達できた。

なんで、ビールを買うだけやのに、こんなに面倒くさいねん。(怒)

夜、スーパーで買ったカンガルーの肉とビールでバーベキューをしたが、カンガル
ーの肉はもうひとつであった。旨みがなく、口当たりもゴワゴワして味気ない。

しかし、天空だけは相変わらず、素晴らしい。
南十字星をぼーと眺めながら、ビールのほろ酔いで、次から次へと浮かぶよしなし
ごとに心を任せるのでした。

本日の走行距離250km