話題のベトナム戦争に関わるマクナマラ報告をワシントンポストがすっぱ抜いたペンタゴンペーパーを視聴しました。

合わせて、ウォーターゲート事件について捜査情報をリークし、ニクソン政権を打倒した当時のFBI副長官であるマークフェルトについてのシークレットマン(原題マークフェルト)を視聴した。

 

ペンタゴンペーパーの方はスピルバーグらしく映画として楽しく視聴できた。盛り上がる所がはっきりしていてすっきりと見られる万人にオススメしたい作品です。一方のシークレットマンは、画面全体が暗く、物語の盛り上がりに起伏が少なく、事前勉強なしで見ると少々難しい。下記のyoutubeでの紹介を聞いてから見ると、よりよく映画を楽しめると思う。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Pqwgvtvt318

 

https://www.youtube.com/watch?v=IL0yjXgjhy0

 

どちらもアメリカ、特にニクソン政権下での政治事件、就中、情報漏洩を扱った映画なのでセットで見ると良いと思う。上記動画の宮台氏も指摘している様に、どちらの映画もアメリカの現政権に対する危険性を製作者側が認識していることは確実であるが、翻って日本の状況はどうかと考えさせられる映画としても非常に有益であると思う。

 

一歴史学徒として個人的に好きなセリフは、「新聞は歴史書の最初の草稿」とメリルストリープがトムハンクスに語りかけるところ。前近代社会を研究しているので新聞を史料として扱うことはないが、新聞は、当時の人々が最初に記した「歴史書」であって、狭い意味での「一次史料」ではなく、編纂物であるというニュアンスもある含蓄に富んだ表現であると思う。