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ぐだめぐ日記

感じるままに想うがままに、流れに身を任せ、その時の気分で書きためる日記。

数年ぶりに冬の風物詩でもある「全国高校サッカー選手権大会」を観戦するため会場に足を運んだ。

 

せっかく生で観戦してきたので、個人的なマッチレビューを書いておこうと思う。

(※あくまでの個人的なものであり、ありきたりな内容なので、悪しからず。)

 

まずは第1試合「青森山田高等学校(以下、青森山田)」-「帝京長岡高等学校(以下、提供長岡)」の一戦。

試合の展開は、序盤から帝京長岡が次々とチャンスを作りフィニッシュシーンを作ったが、あと僅か数十センチずれゴールネットを揺らすまでに至らず。それでも前回大会覇者であり、今季プレミアリーグを制してきた青森山田相手に互角以上の立ち上がりで攻め立てたのは、チームとしての実力は十分なものであるとすぐさま感じられた。

一方青森山田はこの序盤、ディフェンスラインがピリッとせず、チャンスシーンを多く作られていた。その中には自らのミスから起きたものもあり、不安な立ち上がりを見せる。

 

前半も中盤に差し掛かる辺りでゲームが動き出す。

それまで、バックラインから組み立て始め、中盤でのポゼッションからサイドへの揺さぶりなどから攻め続けていた帝京長岡、それを受け続けていた青森山田であったが、16分に僅かな僅かなチャンスから青森山田が先制点を決める。

帝京長岡陣地に入ってから丁寧にパスを繋ぎ、チャンスメイクをしていたなか、右サイド深い位置への絶妙なスルーパスからクロス、それを難しい体勢ながら頭で合わせ、それこそゴールへねじ込んだ。まさに百戦百打、たった一撃を確実に仕留めてきたのは流石の一言。

 

先制点で流れやゲームに動きが生まれるかと思えば、そうではなく、先制点前と同じく帝京長岡がゲームを支配する時間が多くを占めていた。それでも、あと僅かでのゴールというシーンは変わらず、1点が近くて遠い状況が帝京長岡を苦しめていた。

そこにはフィニッシュの精度もあるだろうが、徐々にディフェンスラインが本来の動きに戻り、決定的なシーンを作られても最後の体の寄せ、シュートコースの限定をし続け、ゴールさせないところはプリンスリーグでの耐えることができる経験値を多く積んでいたことの賜物だろう。

サッカーの勝敗はゴール数で決まる。それを思い知るような試合展開であった。

 

後半に入り、すぐさまゲームが動く。

立ち上がり2分、前半と同じく帝京長岡がゲームを支配し始めた矢先、青森山田が同じく右サイドからパス連携で崩したところグラウンダーのクロスが、ディフェンスに当たるもののファーサイドに流れ、詰めていたところを押し込みゴール。スコアは2-0と帝京長岡にとって重い2点差になった。

しかしながら、高校サッカーの面白いところで2点差はセフティーではない、むしろリードしているチームがプレッシャーを受け、逆転されることが多い点差でもある。そのため、リードした青森山田にとっては、あと1点取って盤石にしたい。対して帝京長岡にとっては、1点返して逆転の波に乗りたい様相で後半が進んでいく。

 

後半も前半と同様に攻める立てる帝京長岡、どっしりと受けて立つ青森山田の矛・盾の戦いが続き、時間は90分目指して進み続ける。

後半ともなると徐々に疲れが見え始め、お互いに足が止まったり、プレーに粗さが目立つようになりつつあるが、それでも帝京長岡も青森山田もプレーの質が変わらないあたりは、ここまで勝ち上がってきたチームといえるだろう。

 

それでも、後半77分に帝京長岡が欲しかったゴールが生まれる。

バイタルエリア前から仕掛けたドリブルに対し、青森山田の足が止まり始める時間帯もあってか寄せが甘く、スルスルっとゴール左前まで侵入を許してしまい、ファーサイドへの流し込まれスコアを2-1、1点差に迫った。

こうなってくると残り10数分とアディショナルタイム、正味15分少々ある中で、同点も視野に入るし、逆転も可能な時間である。ましてや、トップオブトップの青森山田を追い詰めてるとなれば、選手のみならず会場の雰囲気もおのずとそういう目で見がちになる。

 

だが、そういった雰囲気の中でも絶対に崩れることがなかった青森山田。そこに強豪と言われ続けてきた所以や今季プレミアリーグをしていた実力、特にメンタル・プライドの凄さを目の当たりにした。

会場は帝京長岡のイケイケムードの中、ゴールを奪われる前と変わらずの質を保ち、最後の最後まで多分今日の試合のプランであるものを完遂しきった青森山田が終了のホイッスルが鳴るまで、帝京長岡に同点のゴールを割らせなかった。

それこそ、高校年代を頭一つ飛びぬけている青森山田というチームの真骨頂であると思わざる得なかった。

 

スコア2-1で青森山田が2年連続での決勝進出。

しかし、前半のそれこそ立ち上がりからのチャンスで2点、3点決めていれば勝ち上がったのは帝京長岡であっただろう。

それだけ、薄氷の勝利、王者を追い詰めながらの敗退と実力伯仲・紙一重の第1試合であった。