神社本庁で子供向けに頒布されている案内冊子を見ると以下のように書いてありました。

 

 「神社は、みんなの生活が楽しくなるように、みんなの住んでいる町が豊かで平和であるようにお祈りしてお祀りされてきました。」

 

 なるほど、小さい頃に教えられたとおりですね。

 何かをお願いしたり、懇願して個人の目標を達成するというよりは、コミュニティ全体の平和を祈る場というのが、基本みたいですね。

 

 ところで、そのあとの文章も気になるので、紹介します。

 

 「(中略)日本の神話に出てくる神様、自然の中の神様、歴史上の人物、ふるさとや国のために功績のあった人がお祀りされています。」

 

 すごい! なにか偉いことをすると神様にもなれるんですね。

 神話の神々や自然の神々は容易に理解できるとして、実際に生きていた人をそのまま神として神社にお祀りするというのは、ちょっと違和感がありますね。

 何かご先祖やお仏様まで神様になっている感じがします。

 

 でも、伊勢神宮の天照大御神様は、皇室の方のご先祖様ということを思えば、なるほど神社には、昔の偉いご先祖様が神様としてお祀りされるものなのかと思います。

 

 まとめると、神社とは何かという一つの答えとして、先人の霊に敬意を払って、先人の功徳をたたえて皆の幸せを祈る礼拝所ということですね。

 

 奈良時代から明治まで神仏習合思想のおかげで、神道も仏教も先祖霊を崇拝する点で共通する部分があります。 外来仏教にそもそも先祖供養という考えはあまりなかったと聞いたことがあります。

 日本独特ですが、形が違うだけで祖霊をたたえる根本姿勢は神道も日本仏教も変わりないようですね。 どちらも信仰というよりは、習慣になってますね。

 

 ところで、神社をもう少し固い面で見てみますと、もともとは人も鳥獣も入ってはならない禁足の地であったそうです。 今でも、本殿の奥は限られた人間しか入れません。

 

 確かに、社長室へ勝手に入れないのと同じで、神様の聖域になっているのです。

 鳥居はここから聖域ですという玄関口にあたるので、ただ通り抜けないで、一礼して入るようにしましょう。

 

 社長室へズカズカ入って写真を撮りまくったり、騒いだり、礼儀を欠くと出入り禁止になりますよね。神社は気持ちがよくて開放的になるところもありますが、聖域であることを忘れないで、失礼のないように参拝しましょう。

 

 礼儀を欠けば、パワーや元気をいただけるどころか、吸い取られて追い出されるかもしれません(笑)

 

 お作法については、また今度調べて掲載します。

 

続く