豪雨災害、コロナ“第二波”、コロナ不況…。いつ終わるのか分からないジメジメ感。アイデアもやる気も湿りがち。ところが、私個人においては昨日、面白い体験をした。3の結果を求めて始めたことが、予想だにしていなかった10の成果をもたらしたのだ。

 

家の縁側の先に、中途半端な三角のスペースがあり、中途半端に食器棚が置かれていた。縁側の上からは物が出しづらく、取り出すには縁側の下(つまり外)に出る必要があった。そこで、雨の中、屋内でやれるDIYとして、食器棚を置く台座を作ろうと考えた。石臼や窯を土台にして、コンパネ板を水平に敷く。すると、台座どころか、縁側を作ったほうがいいのではないか(縁側が作れるのでは)、と思えてきた。角材を電動のこぎりで切り、高さを調整。すると、なんと、縁側ができてしまったではないか。

 

 

縁側を作るなど、私の思考の範疇を超えている。まさか、こんなものが作れるとは思いもよらなかった。

 

もう一つ。

我が家の裏庭に、漬物小屋(コンクリート造、広さ4畳半)がある。今は使われておらず、古い梅干しの樽やら空の容器やらがうず高く積まれている。奥にある食器棚を引っ張り出したいばっかりに、片付けを始めた。まず、すべての物を排出。掃除すると、匂いもなく、案外、綺麗だった。ここをただの倉庫に戻すのは惜しい。そこで、お茶する空間にしてみようと思った。

 

古いテーブルや椅子を持ってきて、陶器や彫刻を置き、殺風景な壁に絵画や煤(すす)竹を掛けてみた。自称アンティーク・カフェ。母や妻を呼んできて、座ってもらったが、なかなか好評だった。

 

モヤがかかり、視界が悪く、ゴールが見えなくても、見える範囲でコツコツと進んでいくと、思いがけず山頂に辿(たど)り着く。しかも、それは想像した以上に高い山だ。その眺望はこれまで経験したことのない美しさだ。

展望の見えない現代社会。それでも、歩み続けよう。バラ色の未来はイメージしようにもイメージできないが、それ以上に明るい未来がどこかにあるに違いない。目の前の課題こそ明るい未来へのステップに違いないのだ。