地域コミュニティに明日はあるか

地域コミュニティに明日はあるか

地域コミュニティが崩壊している。この流れを食い止めるには、どうしたらいいか。地域コミュニティ再生に掛けた現役町会役員の挑戦を綴る。


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年明けに広島の実家に帰省した。実家のある片田舎は町の中心街から離れたところにあり、20軒ほどの集落から成っている。そこには集会所があり、組内(地域コミュニティ)でお祭りや草刈り、溝掃除、新年会などを行っている。行事参加は必須。母の生活支援のために昨年9月から実家で暮らしている妻も、婦人会の一員としてすっかり溶け込んでいた。地域コミュニティはやはり全員参加がいいな、と改めて感じさせられた。

全員参加がいいと思う理由。
①連帯感が強くなる
②負担感よりヤリガイが大きい
③余計な手間がない
年間行事の日程さえ決めておけば、特に告知しなくても全員集合。参加人数がはっきりしているので、用意する物もお金の計算も手間がかからない。役員の負担も少なく、苦にならない。

田舎の町会の世帯数はたかだか20軒。こちら笹目二丁目町会の世帯数は600世帯(公称)。同じ土俵で論じる訳にはいかない。
でも、こっち(笹目)の町会は参加必須という意識があまりにもなさ過ぎる。上記の①②③の正反対で、不必要な手間がかかり、地域コミュニティとしてのまとまりを失っている。

・「参加するもんだ!」というのが無いものだから「参加してください」という勧誘チラシを作らなければならない。
・参加者が少ないため、会議もイベントも盛り上がらない。
・役員になる人と全然やらない人がいて、連帯意識が持てない。
一年間、そんな状態なので、地域コミュニティの良さが全く発揮されないのだ。

それで、考えてみた。
一度に多くを集めようとするのではなく、セクションごとの小さな集会を持つことで「全員参加」を可能にできないかと。
「役員」を集めての役員会はやらない。やるのは
・「班長」会議(各組ごと、年度初めに1回)
・「組長」会議(4つの組長が集まる、年度初めに1回)
・「執行部役員」(上半期と下半期の2回)
イベントはその日の午前中に集まって準備し、午後に実施することとする。
イベントは後回しで、まず会議への全員参加を実現する。回数を限定し「参加しない」という風潮を占め出す。参加しない人について、田舎ではペナルティを課している。班単位、組単位でペナルティを決めてもらおう。

各会議でイベントをやると決めたなら、最低何人の参加者を出すか、そして欠席した場合のペナルティも決める。そうやって「役員がやっていたイベント」から「自分たちがやるイベント」に変えていく。他人任せでスカスカになった地域の絆を、地域に根ざした本当の絆に変える。


「役員になってください」ではなく「集会に参加してください」。
年1回の集会にも参加しないようでは、その地域の住人ではなく居候だ。居候は特別扱いするしかない。
全員参加にこだわろう。形だけ役員名簿が埋まってもしょうがない。

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